お知らせ
<南部アイセンターだより>
1.踏切内に敷かれる点字ブロックの体験会を開催
9月25日、京都府の道路管理課の方に来ていただき、標記の体験会を開催しました。参加者は視覚障害者の方、付添いの方、合わせて23名です。
道路管理課の方に点字ブロックのガイドラインが決まるまでの経過を説明していただき、続いて持参された点字ブロックを床に敷いて、実際に視覚障害者の方に体験していただきました。
後半は質疑応答の時間です。よくできているという意見もあれば、改良点を指摘する意見もありました。体験会を終えるにあたって、道路管理課の方が「皆さんの意見を参考にしながら進めていきたいと思います」とおっしゃっていました。
2.学校訪問をされている方々が交流会を開催
9月26日、福祉体験学習などで学校訪問をされている方々がアイセンターに集い、交流会を開催しました。参加者は南部地域の方を中心に9名、舞鶴からも1名が参加されています。
交流会の中では、生徒さんたちにお話をするときの工夫や配慮、具体的にどんなお話をしているかなど、さまざまな話題が出されました。
交流会は、「今後の学校訪問に向けて、とても有意義な会でした」、「またやりましょう」という言葉で結ばれています。
3.講習会「特殊詐欺から身を守るために」を開催
10月9日、城陽警察署生活安全課の方に来ていただき、標記の講習会を開催しました。参加者は8名です。
まず、最近の多種多様な特殊詐欺の手口や被害状況、そして被害にあわないための心構えなどについてお話をしていただき、続いて国際電話の着信拒否の手続きについて説明をしていただきました。この手続きの申し込み用紙は警察署に置いてあるそうですが、インターネットでの申し込みも可能ということでした。
「『私は大丈夫』と思っていても、犯人はそこを巧みにつけこんできます。皆さん、十分に気をつけてください」というお話でした。
4.「陽声(ようせい)」が朗読会を開催
10月16日、城陽市立福祉センターにおいて、朗読ボランティア「陽声」の朗読会が開催されました。今回は、落語のネタ、そして向田邦子(むこうだ くにこ)のエッセイや夏目漱石(なつめ そうせき)の『坊(ぼっ)ちゃん』など、六つの作品が披露されました。
センター長は中学生のときに『坊ちゃん』を読んだそうですが、主人公の坊ちゃんが大乱闘に巻き込まれるところ以外はほとんど覚えていなくて、今回の朗読を聞いて「こんな話だったのか」と改めて納得したようでした。
いつもながらの楽しくも心打たれる朗読会、「陽声」の皆さん、ありがとうございました。
5.川柳句会「万華鏡」・9月
今回は、優秀作として自由句の中から次の2句が選ばれました。
「秋(あき)つれて この指(ゆび)とまれ 赤(あか)とんぼ」
城陽市 小西 正子(こにし まさこ)さん
「温暖化(おんだんか) 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ) 雪女(ゆきおんな)」
大久保(おおくぼ)センター長
小西さんの句、誰もが知っている童謡「赤とんぼ」が思い出されます。この歌の詩は、富裕な養蚕(ようさん)農家の子どもと貧しい家から子守として奉公にきたねえやがモチーフになっているそうです。参加者の中から、「きれいな句やなあ」という声があがっていました。
雪女の説話は西日本にも多くあります。でも、この温暖化ですから、いつか雪女の居場所は北海道か東北地方だけになってしまうかもしれません。雪女は、妖怪にしておくにはもったいないくらいきれいな女性の姿をしているそうですね。こわいけど、一度くらいは会ってみたいような気がします。
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