お知らせ
地下鉄駅改札のリモート化について
京都市営地下鉄では、新型コロナ感染拡大の影響で大幅な赤字となり、財政健全化法に基づく経営健全化団体となりました。そのため、経営の健全化を図る対策の一つとして、できるだけご不便をおかけしないよう、機器を整備して、改札業務のリモート化に取り組んでいます。
昨年、11月から「山科《やましな》」駅、「三条京阪《さんじょうけいはん》」駅、「二条《にじょう》」駅でリモート化を開始していますが、4月から、地下鉄烏丸線の「今出川《いまでがわ》」駅南改札、「竹田《たけだ》」駅南改札において新たにリモート化を実施します。ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
1.実施日
2023年4月1日(土) 営業開始から
2.新たにリモート化する駅・改札
地下鉄烏丸線の「今出川」駅南改札、「竹田」駅南改札
3.リモート対応となる時間
終日
ラッシュ時間帯(7時30分~8時30分、17時30分~18時30分)は有人対応(※事情によりリモート対応となる場合があります。)
4.設備など
改札ゲート、IC対応機能付き多機能インターホン、呼び出し用インターホン、乗車券確認用カメラなどを設置し、既設の烏丸線リモート化改札口と同様の対応を行っていきます。
5.各駅のリモート化改札での目の不自由な方へのご案内
ア.点字や音声による案内について
インターホンの位置などを音声で誘導するとともに、インターホンの呼び出しボタン付近や、福祉乗車証を提示いただくカメラの位置に点字案内シールを設置しています。
また、ICカードの処理や乗車券の確認が可能な「IC対応型多機能インターホン」にも点字案内シールを設置し、乗車券を置いていただく場所を分かるようにしています。
出入口から改札口までの案内については、各駅の出入口地上部に出入口をお知らせする音声案内があり、駅構内では、階段手すり点字サインや点字誘導ブロックにて改札口まで案内誘導しています。
イ.駅係員によるサポートについて
初めてリモート化改札口を利用されるお客様に対しては、ご利用方法などについて駅係員にお問い合わせいただければしっかりと説明させていただきます。
また、リモート対応を行う時間は、可能な限り駅係員が改札口全体をモニターで確認し、お客様の動向から地下鉄ご利用の気配を感じた際にはインターホンで積極的にお声がけを行うことで、目の不自由なお客様に対しても、迅速に親切丁寧な対応を行っていくこととしています。白杖を持っておられない場合でも、改札口でお困りの様子である場合は、しっかりとお声がけするようにしています。
ウ.窓口対応について
最初にインターホンによる対応を行い、直接窓口での対応が必要な場合は、駅係員が速やかに対面対応を行います。必要な場面としては、手売りの乗車券の発売、各種のお問い合わせ対応などがあります。
エ.リモート改札ご利用にあたってのご注意とお願い
11月にリモート化を開始した東西線3駅の改札口では、改札ゲートの中央付近に扉があります。開閉時に扉がお客様と接触することを防ぐために、扉近くにお客様が立たれ、体やカバンなどがその近くのセンサーを遮断すると、安全装置が働き、扉が動かなくなります。そのため、駅係員は改札ゲートの中央付近に立たれたお客様に対して、扉操作をするために、後ろへ下がっていただくよう、インターホンでお願いすることがありますので、ご理解ください。
4月からリモート化する烏丸線2改札口の改札ゲートは、東西線と異なりゲートの前後にそれぞれ扉があります。そのため、お客様が改札ゲートの中央付近に立たれることはなく、インターホンや乗車券確認用カメラがご利用しやすくなっています。
いずれの場合も、必要な場合は、駅係員が改札窓口に速やかに出向き、対面対応させていただきますのでご安心ください。
なお、改札ゲートの扉自体は比較的柔らかく、ウレタン素材が入っており、前後方向の動きに柔軟性を持たせてあるため、たとえお客様が接触したとしてもケガをされることはありません。
6.電車乗降のサポートについて
リモート化とは関係なく、以前から視覚障害者の方に対して、介助の声かけをすることとしてきました。お声がけの際に希望される場合は、改札から電車に乗られるまでのお手伝い、降りられる駅への連絡、降りられる駅での介助を行います。
また、白杖を持たれていない視覚障害者の方、様々な理由で介助が必要な方がおられることも認識しておりますので、駅係員から積極的にお声がけするよう今後とも徹底してまいります。
7.駅リモート化の基準についてのご質問への回答
「山科駅、三条京阪駅、二条駅といった利用客の多い駅で、なぜリモート化したのか」とのご質問をいただきました。
今回、駅の配置人員数やお客様数などの状況を勘案したうえで、実施可能と判断した駅でリモート化を行うこととしました。
条件としては
①3人以上の職員が配置されている駅
配置が2人しかない、「西大路御池《にしおおじおいけ》」駅、「二条城前《にじょうじょうまえ》」駅、「東山《ひがしやま》」駅、「小野《おの》」駅などは除外。
②非常時に駅係員が電車の運転を行うため、乗務員と交代する駅を除外
「国際会館《こくさいかいかん》」駅、「六地蔵《ろくじぞう》」駅、「御陵《みささぎ》」駅、「太秦天神川《うずまさてんじんがわ》」駅など
③お客様サービスが大きく低下することのないよう、ご利用が非常に多い繁忙改札口を除外
「四条《しじょう》」駅、「京都《きょうと》」駅など
上記の要件を満たしている5駅(今出川駅南改札、竹田駅南改札を含む)でリモート化を行うこととしました。
また、駅の無人化はしていませんが、ほかの様々な駅の業務を可能な限り日中時間帯(9時~17時45分)に集中的に行うため、この時間帯に改札の有人対応を行うことは困難であることをご理解ください。
(参考)朝夕ラッシュ時に混雑するリモート化改札口における有人対応の時間
四条(南) 8時~9時
京都(南) 8時~9時、16時30分~18時
山科、三条京阪、二条、烏丸御池(南)、今出川(南)、竹田(南)
7時30分~8時30分、17時30分~18時30分
問合せ:京都市交通局高速鉄道部運輸課
(電話 075-863-5223)
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