お知らせ
<南部アイセンターだより>
1.用具の値上げラッシュ
最近、拡大読書器や白杖など、視覚障害者の日常生活に欠かせない用具の値上げラッシュが続いています。これは、給付申請などの際の自己負担額の増額にもつながるものです。府内南部地域の視覚障害者の方々からも、このことを危惧する声がしばしば聞かれるようになりました。
そこで本会では、これらの用具を対象とした給付額の上限の引き上げにかかる要望書を府内各市町村に提出することにしました。この要望書は、すでに南部地域の各市町村にも届いていることと思います。
自己負担額の増額は、視覚障害者にとっては切実な問題です。各市町村におかれては十分に配慮、検討していただきたいと思っています。
2.白杖安全デー府内南部集会
10月2日、京田辺市商工会館において第56回白杖安全デー府内南部集会が開催されました。テーマは「視覚障害者と踏切事故」です。視覚障害当事者や付添いの方々など、約80名の方に参加していただき、来賓として京田辺市の上村(かみむら)市長にもご臨席いただきました。
今回は、奈良県視覚障害者の生活を守る会の島田陽子(しまだ ようこ)さんをゲストアドバイザーとしてお招きしました。島田さんは、今年の4月に奈良県大和郡山市《やまとこおりやまし》の踏切で起きた視覚障害者の死亡事故現場に行かれ、実地検証をされています。
前半では島田さんにこの踏切事故の概要や検証の結果についてお話していただき、後半では会場参加者の方々にも加わっていただいて意見交換を行いました。
「安全な踏切」は、視覚障害者だけでなく誰もが願うところです。今回の集いは、その願いをかなえるための一つのステップになるのではないかと思います。
なお、現在はこの事故現場の踏切の前後に点字ブロックが、そして踏切内にはエスコートゾーンが敷設されています。
3.10月の川柳句会「万華鏡」
開催日にあたる第2月曜日が祝日のためお休みでした。
ちょっと余談です。「万華鏡」に参加されている本会の住岡(すみおか)理事が、「今度、長崎に行くので『かもめ』に乗るかも」とおっしゃっていました。開業したばかりの西九州新幹線のかもめですから、鉄道好きのセンター長はきっとうらやましがっていることでしょう。
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