トップ > 活動紹介

メルマガ色鉛筆第３４号（「アイフォーン最新機種の誘惑」）色鉛筆編集チーム

タイトル　アイフォーン最新機種の誘惑
色鉛筆編集チーム
　メルマガ色鉛筆での、アイフォーンの情報の第３弾です。
今回は、最新型のアイフォーン６＋（プラス）という機種の使い心地の話です。
アイフォーンと言えばやはりこの人、おぼえてくださってるでしょうか、アイフォーンのある生活にどっぷり、という全盲のおにいさん（年齢不詳）、通称アイにぃにおしえてもらいます。
よろしくねー、アイにぃー。
アイにい　～
みなさん、こんにちは、アイにいです。
出番はまだかまだか、やっとまわってきましたよー。
アイフォーン６＋、約３ヵ月の間、毎日使って気に入ってますよー。
今までのアイフォーンより、ひとまわり、ふたまわり大きいですからねー。
本当、画面が大きくなりましたねー。
感じとしては、はがき、かなー。
これは弱視、ロービジョンの人に、より見やすくなったことと思いますが、全盲の人には何かいいことあるでしょうか？
いやー、結構、いいですよ。
アイフォーン６＋は目立ちます。
目立ちたがりの私にはぴったり。
え、そんなことかって？
いいでしょうに …ぶつぶつ。
さ、それは置いときまして、いいこと、あります。あります。
画面に余裕ができて、タッチ操作の文字入力がしやすくなりました。
タッチ操作の文字入力は、隣のキーにまちがって触れてしまうことが減りました。
パソコン風のローマ字入力でも、携帯電話風のテンキー入力も、入力しやすくなったと私は感じてます。
そしてですねー、大きくなったのは画面だけではございません。
スピーカーも大きくなってるんだと思います。
音がよくなって聞き取りやすいです。
ひゃほー。
あ、ついコーフンしてしまった。
画面読み上げの音声も、ラジコやデイジーを聞く音も、聞きやすいのはいいですねー。
あ、そうそうラジコのアプリもボタンの読み上げが改善してますよー。
デイジーの再生はドロップボックス対応になって、パソコンからアイフォーンへの転送がらくちんになりましたよー。
そしてまだあります、大きくなったもの。
電池が大きくなった。
大きな電池は長持ちします。
スマートフォンでやっかいなのが電池が持たないことでした。
朝、家を出て、夜、帰ってくるまで持たないこともありました。
それが、アイフォーン６＋では、ふつうに使っていて１日以上、次の日の午前中くらいは持ちます。
ああ、アイフォーン６＋にしてよかった、めでたし。
…とおわりたいところなんですけどねー、気になることも言わせてもらいます。
これもアイフォーンを愛するからこそ。
すりすり。あ、ついほおずりしてしまった。
読み上げが、ときどき、途中で止まってしまいます。
あれー、こりゃいかん、と思いながら、しばらく待っていると復活します。
ですが、復活しないときもあります。
そういうときは、ホームボタンを３回押してボイスオーバーオフ、再び３回押してボイスオーバーオンすると直ります。
これはＩＯＳ８の不具合です。
こういう不具合はアップデートで修正されるので、それを待っています。
（２０１５年２月の段階では、まだ出ていません。）
修正版が出たら、ダウンロードして一件落着なんですけどねー、早くしてくれー、アップルさーんやーい。
そうそう、ＩＯＳ８は漢字の読みもじょうずになって、電子書籍が聞きやすくなりました。
色をおしえてくれるアプリも何種類か登場してますねー。
あー、アイフォーンは機能がたくさんで、話がつきません。
音声認識、指で操作するのでなく声で操作する方法の話とか、
外出支援のアプリ、ブラインドスクエア（BlindSquare）とグーグルマップ（Google Maps）の実践レポートとか、
ああ、またの機会にやりますので、待っててくださいねー。
アイにぃでしたー。さよーならー！ アイラブユー！
（取材は、２０１４年１２月末に実施しました。）
－－　このメールの内容は以上です。
発行：　　 京都府視覚障害者協会
助成協力： 京都オムロン地域協力基金
発行日：　 ２０１５年１月３０日
☆どうもありがとうございました。