活動紹介
メルマガ色鉛筆第385号「アナログゲームやってみた!2」
タイトル アナログゲームやってみた!2
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは、メルマガ色鉛筆編集チームです。
今回のテーマはアナログゲームです。
市販されているゲームを素材に、見える、見えない、見えにくいを気にせず
挑戦できそうなもので遊んでみました。
今号では3つのゲームを紹介します。
では、ゲームレポ、スタートです。
★対話で楽しむゲーム
ゲーム名 レロレロ酒場
ここは居酒屋。
客がなにか注文しようとするが、ベロベロに酔っぱらっているため呂律が回らない。
言葉がすべて『ら・り・る・れ・ろ』になってしまっているようだ。
「ろりろららられ」ちょーだい!
どうやらこれは「とりのからあげ」と言いたいらしい。
酔っ払いはまだまだ注文するつもりのようだ。
さぁ、すべての注文を間違えずに聞き取れるかな?
■ゲームジャンル
言葉遊び
■プレイ人数
2名~無限大
個人対戦およびグループ対戦に対応
■役割
酔っ払い(出題者) 1名
居酒屋店員(解答者) 1名~無限大
■準備する物
読み札
やわらかい頭
※読み札は購入可能
TERIYAKI GAMES 1700円(イベント価格)
■ルール詳細
読み札には、
①「らりるれろ」に変換されたレロレロメニュー名
②正しいメニュー名
③商品の金額が書かれている。
酔っ払い役が出題し、店員役が解答する。
■解答方法および勝敗のつけ方の一例
参加者の人数、年齢、身体状況などによって変更が可能。
①一番早く解答した人を1問ごとに勝者とする
②一番多く解答した人を勝者とする
③解答したメニューの合計金額が一番高かった人を勝者とする
④シンキングタイムを設けた後で、複数人同時に解答する
⑤複数問まとめて出題し、正解した商品の合計金額を競う
※②③④⑤は、個人解答だけでなくグループ解答も可能
■こんな時にオススメ
★参加人数が当日まではっきりしない、または変動する可能性がある
★マイクを必要とするような大きな会場でのイベント
★急遽、無茶ぶりされて時間を繋いで欲しいと言われた
★個人対戦、グループ対戦どちらでも対応できるゲームを探している
★晴眼者も視覚障害者も楽しめるゲームを探している
■レロレロメニューの作り方
例:たこわさ
→らろらら
きゅうりの一本漬け
→りゅうりろりっろんるれ
元のメニュー名の子音を「r」に変換する。
takowasa→rarorara
■応用編
居酒屋以外にも、ファミレスやケーキ屋など、ゲームの舞台を変えることで
出題のバリエーションを増やすことが可能。
また、即興出題や読み札なしでもプレイ可能。
さあ、あなたはどんなお店でどんな注文を受けますか?
「ろられら、ろろろろり」
(おさけは、ほどほどに)
★制限時間内でテーマトークにトライ!
ゲーム名 3秒トライ
3秒間という、ぼぉっとしてたらあっという間の時間に、
引いたカードに書かれた課題をいくつ言えるか、というのがゲームの基本です。
課題はお寿司のねたや四字熟語や、「ん」でおわることば、しりとりなど。
なお、カードはそのままでは見て読んでもらう必要がありますが、
見えなくても工夫で何とかなるでしょう。
3秒を測る道具が洒落ています。
くの字に曲がった斜面のコースにパチンコ玉を転がします。
すると、タンタンタンタンタンチーンと音で知らせてくれます。
チャレンジしたみなさん、追いつめられると力を発揮できてすごかったです。
会場からはどよめきと拍手が起こりました。
トークテーマをプレイヤー全員が持ち寄って
抽選箱のようなものに入れてプレイするなんてのも楽しそうです。
チーム対抗でやるのも楽しそうです。
楽しく遊びながら、表現そのものを楽しむトレーニングにもなりそうです。
★それって本当? それともフィクション? 雑談ゲーム
ゲーム名 シェイカートーク
その場で提案されたお題に沿って、トークします。
聴いた人はそれが本当か嘘かを当てます。
お題はさまざまです。
カクテルを作るシェイカーの中に3つのサイコロが入っています。
サイコロにはそれぞれ「いつ」、「どこで」、「何をした」の設定があります。
それぞれのサイコロの6面に設定が書かれています。
この3つの設定がつながったお題が提案されます。
例えば、「夜、外で、やらかした話」というお題が出たとします。
ロールケーキ君はこんなお話をされました。
「夏の夜、散歩していたら、ロボットに会った」
このエピソードが本当か嘘かを当てるのはストロベリーチーズケーキさん、
周りのみんなは「ロボット」の入ったエピソードにクスクス笑っているのですが、
「うーん、これだけAIが出回ってるし、嘘だとは言い切れないかも、本当の話」と回答。
ロールケーキさんは「嘘の話」だと。
こんなふうに嘘か本当かわからないエピソードトークを通じて、
はじめまして同士さんでも楽しめそうなゲームです。
シェイカーは本物だし、なんだか大人の集まりによさそうです。
大学いもさんは「子どもの頃、自転車に乗る稽古でこけまくった話」をされました。
子ども用も婦人用も、ましてや三輪車なんてなかった時代のお話でした。
参加したみんなはひたすら「すごーい」と感心して聞いておりました。
その人の雰囲気を感じ取れるエピソードトークは
緊張をほぐし、おだやかに交流するためのちょっとしたサポートにもなるようです。
サイコロは小さいし、そこに書かれた文字を読むことは、
見えない見えにくい私たちには厳しいです。
でも、そもそも見える人も一緒に楽しめる、対話が基本のゲームだから、
一緒に遊べるという意味で、とても楽しいと感じました。
そして、サイコロもこのシェイカーの中に入っているものでなくてもいいなら、
さわってサイコロの目がわかるものがあるので、それならできるかもと感じました。
例えば、サイコロの目に凹凸があるものを使えば大丈夫。
例えば、「いつの1」、「どこでの3」、「何をしたの5」のように
サイコロを3回振って、出た目でお話を作るのもいいですね。
「いつ」の1から6のように、それぞれのテーマを表にしておけば、
見えない見えにくい人同士でもできそうです。
ただし、エクセルなのか、点字なのか、シンプルなメモなのかは、
自分ができる方法を見つけてやるのもいいですね。
参加者みんなで出し合ったテーマでやれば、いつも新鮮でおもしろそうです。
編集後記
ゲームは一緒にできる、こうしたらできる、こうしたらもっと楽しくなる、
そんなことを考える機会になりました。
やってみることも、できるかもという発想も、楽しくなるかもという予感も、
「かつての自分には0だったことがある」、そんな仲間たちの声でした。
なんやかんやあっても、0ではない今を生きる人たちの声、
色鉛筆でまたいつか。
-- このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2026年2月20日
☆どうもありがとうございました。