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活動紹介

メルマガ色鉛筆第377号「みんなでやってみた、はじめましての旅」

タイトル みんなでやってみた、はじめましての旅
メルマガ色鉛筆編集チーム
 こんにちは、メルマガ色鉛筆編集チームです。
今回は視覚リハビリテーション協会余暇活動分科会の皆さんが挑戦された
レクリエーションの体験レポートをお届けします。
見える人5名、見えない見えにくい人10名が広島尾道に現地集合するところから
このレクの挑戦ははじまりました。
 15名の参加者はフルーツの名前がついた4つのグループに分かれて尾道に集合し
フリータイムからスタートです。
グループのお名前はイチゴちゃん、みかんちゃん、マスカットちゃん、マロンちゃん、
まあ、なんてかわいいこと。
 
 最初のミッションは、ご当地グルメランチを食べてから16人自転車の会場まで集合。
つまり、旅のはじまりはいきなりグループ行動からです。
事前にグループごとに決めたランチを楽しみ、散策し、
15名での集合場所までたどり着くのがミッションです。
もちろん、事前にメールやラインでグループのお顔合わせをし、
グループごとにランチの相談もされています。
ふわっとだけ情報を調べてあとは現地でぶらぶらして決めたらいいやという
かなりゆるめの準備のグループも。
16人乗り自転車は、今回の旅のメインイベント。
10名がペダルをこいで、5名は気合を入れる係を担当し、
ビールやいちじく酢サワーを手に楽しみながらの30分のサイクリング。
この自転車は街中の一般道を走ります。
みんなで「せーの」で力を合わせて信号をクリアしたり、上り坂をふんばったり、
フーフー言いながらも、運転手さんの楽しいトークで周りの様子も楽しめました。
海を見ながらの自己紹介は、このメインイベントの後、
その日のランチの食レポが自己紹介のテーマです。
尾道ラーメンや季節の天ぷらの入った天むすなど、おいしそうなお声で「はじめまして」のご挨拶です。
海の風も気持ちよく「手のひらを太陽に」をなんとなくみんなで歌って、
次なるフリータイムは福山のホテルまでグループで来てねというミッション。
町ブラや食べ歩きを楽しんでもらえるように設定したプランですが、
移動時間には「5分しりとり」というミッションを提案。
な、なんと、5分で100を超えるしりとりを達成したグループも。
大人が真剣に5分しりとりをする、うーん、す、すごい、立派、パチパチ。
夕食は地元のおさかなや料理を居酒屋でいただきました。
ここでのミッションはパーソナルクイズ大会。
はじめまして同士でも、良き連携となるような自分にちなんだクイズを準備した15名、
質問や突っ込みや切れのいい落ちも飛び出しました。
ちなみに出てきたお料理の一つ、かぶと焼きをスマホアプリで読み上げさせたところ
こんがりこげていることをAIは「炭化した魚」と表現。
「これって人が説明したらあえて炭化とは言わないよね」ということで大笑い。
デカい歌声なら任せてというメンバーもいて、「なんとなくなんとなく」と「糸」を大合唱。
居酒屋1フロア貸し切りだからこそできる大騒ぎでした。
ホテルに戻ってさらなる夜会は、ゲーム交流会。
アナログゲームの達人によるたくさんのゲーム紹介がありました。
これについては、さらに深めたい意欲がモリモリなので、いつかの色鉛筆でご紹介します。
 
 2日目は福山の自動車時計博物館へ。
さわれるものがある、60分は堪能できるという事前情報を頼りに訪問。
かなりじっくりさわった人、のんびり野外の展示を中心に楽しんだ人、
そっと時計にも触ることができた人、クラッシックカーに乗り「せまーい」と騒ぐ人など。
60分の予定が90分コースに。
まだまだ時間が足りない人、もう十分見たという人、それぞれの見学でした。
そして、広島にきたらやっぱり食べたいお好み焼き。
事前予約で地元名物を盛り込んだコースを楽しみました。
広島のお好み焼きは地域によって具材もちがうということで、
何種類かのお好み焼きと牡蠣やガス天なども鉄板焼きで楽しみました。
その後は、お土産ゲットなど再度グループでのフリータイムです。
たくさん買ったけど、さらに買った人、まだなーんも買ってないからあわてて買った人、
ロッカーに入れた大きな荷物を手に最後の集合です。
この旅レクをふりかえってずばり五七調で思いを伝えるラストミッションでは、
みなさんから川柳、俳句、短歌が飛び出しました。
最後の最後まで頭と心と体をフル稼働するレクリエーションでした。
「乗って振ってわいわいやDAY」と題した広島レク、
それはうれし楽し、発見がいっぱいのレクでした。
楽しそうな自転車と口車にのって、コメントや役割を振って振られて成しえたレクでした。
参加された皆さんからはこんなコメントが。
自転車を全力でこげた。サポートのありがたさ。楽しむ姿勢。情報提供の重要性。
事前調査の必要性を感じた。ご当地グルメを堪能。地域限定のお土産をゲット。
山陽本線に乗れた。久々に大人数の飲み会に参加できた。いろんな人と交流できた。
見えなくてもできるゲームをたくさん教えてもらえた。スポーツカーや馬車など
いろんな車に乗れた。福山城にも行きたかった。
バラの季節にまた行きたい。予算、時間、マンパワーにゆとりある企画に挑戦したい。
 
 それでは本レポートへのご協力をいただいたみなさんを紹介します。
 手を引いて なかむつまじい 面影に 茜をわける 白杖の影
旅の一コマ、友人夫婦の姿が心に残りました。
旅の荷物は極力少なく準備、お土産が入るスペースを見込んで。
でこみかんジェラート 50代 弱視
 自転車を みんなでこいで 一体感
自転車の動画撮っておけばよかった。まぐろかぶと焼き、八朔餅おいしかった。
いろんなみかんの味 50代 光覚
 皆と同じ楽しさを囲んで共有することができてよかった。
次は、デジタル・アナログゲームのレクがやれたらいいな。
ゲーミングマロン 30代 晴眼
 ご当地グルメやお土産に満足。
陶芸など自分で製作する体験イベントができたらいいな。
グルメなマロンベアー 30代、ロービジョン
 スカイダイビング ハンググライダー ダイビング 刀作り、
やりたいことはまだまだいっぱい!
マスカットサイダー 30代 弱視
 おいしい料理と楽しい自転車でハッピー。
ものづくり体験やキャンプ料理に挑戦できたらいいな。
つむつむみかん 40代 晴眼
 知らない街を探検できた、
坂の上の隠れ家カフェにも行けたよ!
マロンレインボー 40代 弱視
 坂の街尾道を堪能。
たくさんの階段の上り下り、久しぶりの手引きでした。
イチゴベリーちゃん 50代 晴眼
そして、レク企画、レポート編集はみかんワッフル(50代 女性 手動弁)でした。
視覚リハビリテーション協会余暇活動分科会では
見えない見えにくい人のレクレーションに関するアンケート調査をされています。
その結果からレクに関する情報提供の不十分さを読み取ることができました。
楽しさから一歩につながる何か、色鉛筆でまたいつか。
 -- このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会
発行日:  2025年10月31日
☆どうもありがとうございました。

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