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活動紹介

メルマガ色鉛筆第308号「私の工夫11 書くこと編」

タイトル 私の工夫11 書くこと編
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。
メルマガ色鉛筆編集チームです。
私の工夫シリーズ読むこと編につづき、書くこと編をお届けします。
読むことに困ると同時に書くことに困る、
自分の書いたものが読めない、書いた場所がわからない、書いた上に書いてしまったなど、あちこちであるある失敗談を拝聴します。
まずは書く道具について、墨字、音声、点字、機器の利用などいろいろです。
拡大読書器
スマホやガラホのボイスメモ
ICレコーダー
デイジー再生器の録音機能
パソコン
iPhoneにブルートゥースのキーボードで入力
スマホのメモ帳
新規メールを利用して書き込んで下書きで保存
iPhoneのボイスメモか音声入力
テープレコーダーを使いカセットテープに録音
★墨字でメモする場合に便利なものは。
罫線が太いノート
自分に合う罫線を引いたデータをWordで作成しプリントアウト
キャップが無くならないノック式油性マーカー
太いサインペン
ボールペンの線が見にくいなぁという方にはゼブラ社から発売されている「ノックサイン」というサインペンがオススメ。
ボールペンのようなノック式なので、キャップをどこかへやってしまう心配はない。
また、水性なのでノートや机に裏写りする心配もない。
全5色。
価格は100円前後。
サインペンは見やすいけど、書き直しができないから不便だなぁという方には、パイロット社から発売されている「フリクション」のサインペンがオススメ。
サインペンなのに、摩擦熱を利用した専用消しゴムでこすると消すことができる。
こするので紙が少したわんでしまう・文字の発色が甘いのが少し難点。
同じくフリクションからマーカーペンも出ている。
教科書などにラインを引きたいけれど、行を見間違えて必要のないところに線を引いてしまったことのある方にはオススメ。
サインペン同様、こすると消える。
発色はそこそこしっかりしている。
黒い紙に白い文字を書きたい時は、三菱鉛筆から発売されている「ポスカ 白」が
発色もよく、かすれも少なくオススメ。
封筒の宛名欄に縦線入りの物を見つけた。
以前は自分で鉛筆で線を引いていたので、便利。
なるほど、いろいろチャレンジですね。
「これ便利」に出会えたらガッツポーズの声もありました。
★点字を使う人は。
点字板 点字定規 ブレイルメモ
ブレイルメモとPC
代筆か点字か携帯のメモ機能
懐中点字器かICレコーダー
点字か録音
点字かiPhoneで入力
なるほど、点字以外も併用ですね。
★メモシーン、体験からの情報を。
ガラスマホの携帯電話は通話の最後約20秒ぐらいが自動録音できるので必要な連絡先などを電話で聞いた場合は、電話の相手に最後に確認し復唱してもらい録音を残す。
墨字メモは、白紙を一行幅に巻き込んで折って一行書くごとに開いていく。
書いた面の右上端を手前に三角形に必ず折る。
後に裏表上下の区別がつくように。
★サインをする時は。
家では拡大読書器で書く。
代筆が可能ならお願いする。
★サイン、見えている人がいる場合は。
署名の箇所までペン先を誘導してもらう。
記入箇所の指さしを頼む。
書き始めの位置と枠の幅を聞いて、後は手の感覚!
サインをする場所の下に厚紙を置いてその線に沿って書く。
書く場所を指でさしてもらい、横書きか縦書きかを聞いてから書く。
昔見えていた頃の感覚で、適当に署名する。
穴あきスケールカードを使う。
はんこで済むときははんこを使用。
市役所関係の書類など、当人が書かなければならない場合は手を添えてもらって名前だけ書く。
法事や結婚式などの封筒に名前を書くことが出来ないので、縦書き・行書のフルネームはんこを使っている。
スタンプ式なので便利。
インクも補充できるので長く使える。
名刺や大きいサイズの切符など薄くてたわみがない紙をアンダーラインの場所に引いて、角を書き始めにして名前を書く。
場所は見える方に指定していただく必要がある。
(サインガイドは「窓」の大きさが決まっているため使いにくい)
日点用具部のサインガイドを使用。
一筆書きで書けるよう、名前とは無関係なひらがなのサインを作ってある。
サインガイドを利用して名前だけなら書けるが、細かなことは代筆をお願いする。
最近保険会社の人にパソコンの画面に大きく名前を書いてと言われ所定のペンで書き、それを縮小してサインとしてはり付けてもらえた。
紙の場合、サインの場所を教えてもらい、そこに紙切れのような台紙を敷いて下を意識しながらペンでサインをする。
IT画面の場合、手をつけられないので、かなり難しく、同行者のサインで良ければ代わってもらう。
代わってもらえない時はだいたいの場所を聞き、適当に書く。
なるほど、リアルな経験からの情報は力強いです。
編集後記
 書くことにもたくさんの工夫がありました。
簡単なことは頭に叩き込むという声もありました。
また、簡易なカタカナ文字で大きく書いて見せる、
漢字など込み入ったものはもう書けませんという声もありました。
IT機器、点字、墨字、さまざまな方法を駆使して
日々スキルアップされてきた情報もありました。
うまくいかずにイライラしたり、困り果てたり、でも今書いてますという声です。
ちょっとしたことで助かるということもあります。
みなさんの中に、また、周りの皆さんの中にもちょっとしたことがあるかもしれません。
色鉛筆でのちょっと共有、私の工夫シリーズ第12弾は
趣味・娯楽・スポーツ・レジャーについてお届けします。
 -- このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会
発行日:  2023年7月14日
☆どうもありがとうございました。

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