活動紹介
メルマガ色鉛筆第214号「元気の源」
タイトル 「元気の源」
ペンネーム 虹笑い(40代 女性 弱視)
レポートの要旨です。
毎日の生活の中で楽しいと思えること、それもいろんな形で楽しみを持つこと、ラ
イフバランスという意味でも大事だなと感じます。
楽しいと感じることで元気も出てきます。
今回は、「私の楽しい」について、お話します。
ここから本文です。
「私の楽しい」、一つ目は、手軽に楽しめる「お笑い」です。
目が悪くなるにつれ、吉本新喜劇やコントの様な動きの多いものは、ついて行けなく
なりました。
けれど、娘の解説に助けてもらいながら、漫才は今も楽しむことができています!
録画した漫才番組やYouTubeなどで、気に入ったネタは繰り返し見たり、家族でお気
に入りのネタを見せ合ったりしています。
コロナ流行前は、多い時は月に2回ほどのペースで、家族や職場の同僚を誘って、な
んばグランド花月や、よしもと漫才劇場に通っていました。
とにかく笑い転げることが大好きです!
好きな芸人さんは、たくさんいます。
博多華丸・大吉、サンドウィッチマン、海原やすよ・ともこ、テンダラー、かまいた
ち、ぺこぱ、アキナ、からし蓮根、たくろう、あべこうじ等々、キリがないほどです
。
爆笑すると、無意識のうちに気分転換ができているようです。
時々、自分の笑い声でネタを聞き逃すこともあるほどです!
まさに「笑う門には福来る!」、私にとって、お笑いは生活の必須アイテムです!
二つ目の「私の楽しい」は、体を動かすことです。
数年前から時々、ボルダリングをしています。
私にとってのボルダリングの魅力は、老若男女もレベルも関係なく、同じ空間で一緒
に楽しめることと、ゴールがあることで、小さな達成感を繰り返し味わえることでし
ょうか。
そして、最近始めた「私の楽しい」は、トランポリン教室と着付け教室通いです。
トランポリンは娘と一緒に始めました。
体を動かしたり、何かを教わったりする時は、ひとつのことに集中できます。
それが、気分転換になっています。
そして、小さな目標を持って取り組むことで、気持ちにハリも出てきました。
今ハマっているのは、年に一度の大イベント「M-1グランプリ」の予選のネタをホ
ームページで見ることです。
まだ爆笑には程遠いネタも多いですが、決勝に向けてワクワクします。
今の目標は、とりあえず、自分で着物が着れるようになることです。
最近感じた小さな達成感は、トランポリン教室で課題通りに跳べた時に、着地と同時
に「できたっ!」と嬉しくなることでしょうか。
こんな感じで、「私の楽しい」は、爆笑&小さな目標設定・達成感を生み、元気の源
となっています。
編集後記
ライフバランス、このことばの前にグッドを付けると、グッドライフバランスにな
ります。
正確さをちょっと横に置いて日本語にすると、バランスのよい生活です。
ライフバランスやバランスのよい生活という観点から、見えない・見えにくい生活の
ことを考えてみます。
不自由や苦労のため、バランスをくずすことがどうしてもあります。
そこをどうやってバランスを取ったらよいかが工夫のしどころだと思います。
虹笑いさんのように、自分が元気になれるものを見つけて生活に取り入れて行って、
そして、目の不自由なことがバランスの中の1つになるとよいなぁと思います。
それにしても、お笑いのパワー、笑いの文化はすごいものです。
プロもいます。
プロじゃないけどプロ級もいます。
そんな人たちには及びませんが、私達も笑いのセンスを磨いて行きたいものですね。
お詳しい、きっとご本人もおもしろい虹笑いさんにも教えを請いたいです。
-- このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2020年12月11日
☆どうもありがとうございました。