メルマガ色鉛筆第201号「もぎたて夏野菜で大喜利」
タイトル 「もぎたて夏野菜で大喜利」
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。
メルマガ色鉛筆編集チームです。
最近、テレビやSNSでも大喜利が流行しているそうです。
京都ライトハウス鳥居寮の文章講座でも取り組まれているようです。
実は緊急事態宣言の中、遠隔での在宅支援をきっかけに大喜利に挑戦されたそうです
。
いつも一緒に訓練している仲間と一つの部屋で集えないけれど、離れていても一つの
楽しいテーマを囲んでの交流はとても盛り上がったとか。
「今までの課題の中で一番楽しかった」とリクエストの声も。
以来、大喜利が文章講座の定番課題に仲間入りし、毎週のようにお題も訓練生さんか
ら提案されるようです。
今回は、鳥居寮より夏野菜の大喜利をもぎたてピチピチにてご披露いただきます。
お題はこちら。
茄子 VS トマト、どっちが強い?
★高齢者社会、和食派の前では焼き茄子が断然強い
すき焼きにもトマト、どこにでも入ってくるあつかましさでは群を抜いてトマト
★はげしい部活後、スポーツドリンクを持ってきてほしい野菜マネージャー対決では
、圧勝でトマトの勝ち
★つり革の代わりに持っていても、ギリばれない野菜対決はビデオ判定でトマトの負
け
★足の速さでは負けないなすび、そしてあくの強さで勝つなすび
★欲求不満の度合いはナスに軍配、何故なら紫色だから
おっ、惜しい…ナスよ、トマトより1文字少ない…。
★トマト相手に茄子すべ(なすすべ)ないのでトマトの勝ち。
★争いは良くないので、二人仲良くナス科の地上絵を描きましたとさ。
さて、次のお題はこちら。
前の畑から続々とやってくるきゅうり君で一言、
★飛び出せジェット風船
♪まいにち、まいにち、ぼくらはお日様の
下でぶらぶら、いやになっちゃうよ。
ある朝、僕らは、畑のおじさんと
喧嘩して空に飛び出したのさ ビューン♪
★いや、足音ぽりぽりやん
★二人で体重が500グラムになるようにペアを組んで、こちらの箱で待機しておい
てください
★人 VS 河童
「お前たちをこの巨大スライサーで、ペランペランにしてやろうか!」
「さあみんな、冷たい水が張ってあるこの桶に入りなさい!
真夏の避暑地で売り出してやるから。」
「こざかしい、お前たち、そう来たか。
こっちは複数隊の河童が控えておるぞよ。
手あたり次第食べつくしてやろうかねぇ。」
大喜利は以上です。
いろんな「そのこころは」がありましたね。
大喜利らしく、コンパクトにおもしろみを追求したもの、ちょっとふざけて歌いだし
たもの、お題の設定からお話が浮かんだもの、言葉の韻を踏んでズドンと突き抜けた
世界を表現したもの、コミカルな映像が飛び込んできそうなものなどがありました。
大喜利のお題とこたえをより一層おもしろく伝えるためには、声での表現も楽しめそ
うですね。
日常的に音声で文字を扱うことが多い方には、音の表現、読み上げのリズム感などに
敏感な方もおられるかもしれません。
音声操作あるある失敗の一つ、同じ音で違う文字が変換される、いわゆる誤字も大喜
利のヒントになりそうです。
そう考えたら、まちがうから気づくおもしろさ、これも小さなバリアバリューかもし
れませんね。
-- このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2020年8月7日
☆どうもありがとうございました。