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メルマガ色鉛筆へ「見える私からのメッセージ」シリーズ第12弾

タイトル メルマガ色鉛筆へ「見える私からのメッセージ」
メルマガ色鉛筆編集チーム
 こんにちは、メルマガ色鉛筆編集チームです。
「見えない・見えにくい人の暮らしの中のあれこれを、見える人はどう見ている
のか」をテーマに、
晴眼者の皆様より色鉛筆のレポートへ感想コメントを寄せて頂きました。
ということで「見える人の声あれこれ」第12弾をお届けします。
今回の「見える人」は、男女3名です。
見える人37(団体職員 50代 女性)
 メルマガ色鉛筆が届くと目で見る映像がないけれども、皆さんの言葉ひとつひ
とつで頭の中、
私なりの映像を描かせていただいています。
これまでで特に印象に残ったのは53号、
ペンネーム 銅でもいい男改め、銀でもいい男さんのレポート「自分と周り」。
10数年ぶりに彼女ができたという銀でもいい男さんの
大切な彼女が身近にいることで思うことについて書かれていました。
仕事での出会いから交友を重ねて恋人同士へ。
初めからお互いを意識していたわけでもなさそうな、ありそうな?
心の微妙な変化が素直に書きつづられていて、どんどん惹きこまれながら、
ちょっとドキドキしながら読ませていただきました。
銀でもいい男さん45歳と年下の彼女さんのホントの物語。
レポートの後半に、おふたりとも弱視であることに触れておられ、周りの支えへ
の感謝と
彼女がいてくれることで次の日も頑張ろうと思えるという銀でもいい男さん。
彼女への想いをミスチルの歌詞と重ねて「ヒーローでありたい ただ一人 君に
とっての」と
優しく力強いメッセージにエールを贈る私がいました。
それから1年4ヶ月が経って88号「家族になったよ」。ペンネームは銀でもい
い男改め、金でもいい男さん。わあ!!もしかして?! またグングンと読み進
み、
「やったね~、良かった、ホント良かった!!」と拍手する私。
2つの道が1つになって歩みだされたおふたりに乾杯!!
見える人38(70代 男性 肢体障害者)
 私は、メルマガ色鉛筆を時々拝読している肢体障害者です。
皆様の投稿を見ていますと、結構、途中で障害者になられている方も多いですね。
でも皆さん、自分の障害を克服して立派に社会生活を送っておられる方が多いで
すね。
 私は、生まれて7ヶ月でポリオを発症して両下肢機能障害になりました。
その為、小学生の頃は、そんなに悩む事無く過ごしてきましたが、
やはり思春期を迎える中学校・高校時代は本当に悩みました。
なぜ兄弟で自分だけが障害なのか自分を責めました。
自分の身体障害の恥かしさや、なかなか仕事に就けないのではないかと悩みまし
た。
しかし、幸いにも、学校の先生のお陰で会社に就職できました。
それが社会に出る第一歩となりました。
 世間の人とのつながりを持ち、障害者団体にも加入し、多くのつながりが徐々
に出来、
それまで悩んで来たことは、本当に小さなことであったと自覚するようになりま
した。
今や視覚障害者の方にとっても、情報機器が発達し晴眼者と変わらないほど、
色々な事が出来るようになりましたね。
確かに障害は不自由ではあるが、決して不幸ではないと皆さんの投稿から伺えま
す。
私も視覚障害者の方々に、イベントの案内等を連絡をしていますが、
その中の女性で、参加お断りの事の電話で、二人ほど謙虚で物凄く物腰の柔らか
い言葉使いの方がおられます。
その時、障害を持って居られるのに、どんな人かなという憧れを持つことがあり
ます。
その時、人間てすばらしいと感じることがあります。
私は、視覚障害者の方は謙虚の方が多いというイメージを持っています。
 投稿の中の83号に共鳴致しました。
私も松葉杖をしており、バスの乗り降りには、周囲からいつも助けてもらってお
ります。
又自分も障害者であって良かったと思っており悔いはありません。
なぜならもし健常者だったら、多分横柄な人間になっていただろうと思っており
ます。
見える人39(60代、男性)
 私が視覚障害者の方と、お付き合いをした経験は3度あります。
最初の方に、「どう対応すれば良いのですか?」と尋ねたら、
「とにかく、声を掛けて、握手なりしてください」と言われ、
以後、その事だけは守っている程度の事しか出来ていません。
考えてみると、車いすの方に対しては、自分たちも足など怪我したら同じ境遇と
なるので、不便さも理解でき、日本でもサポート対応が最も進んでいるのではと
思います。
視覚障害の方に対しては、見えないという体験は可能ですが、長時間にわたって
生活等はしないので、
私も含めて、本当の不便さを理解出来ていない人が多いのが現実で、
サポート対応も十分ではないように思います。
それと、どのようにサポートすれば良いのかも、良く分かっていないという事も
あるのではと思います。
道案内(誘導)をする時の方法を、一度、教えて頂いたのですが、体験する機会
も無いので忘れてしまいました。
現在、視覚障害の方と、ご一緒する機会は、年に2~3度で会合の時だけです。
私よりも少し若い男性で、晴眼者の家族も
一緒なのですが、何時も一人でおられるので、「声を掛けて、握手して、世間話
をして」程度のお付き合いです。
でも、すごく嬉しそうにされるので、こちらも嬉しくなります。
 レポート「わかってください、手伝ってください、でもその前に!」を読んで、
鼻毛についての記載が印象的でした。
私も年をとって、みすぼらしくなってきました。
眉毛、鼻毛があっという間に伸びます。
髭も白髪交じりですし、目やにも良く溜まります。
しかし、外出する機会が減ったので、毎日、顔を洗ったり、髭を剃ったりしなく
ても良くなってきています。
人となりを身だしなみで判断は出来ないとは思いますが、質素で、身だしなみの
良い方からは、
すがすがしいオーラを頂きます。
鏡の中の自分は年老いてみすぼらしくなったけど、
身だしなみを整えている自分を見ると、すがすがしい思いになりますし、どこか
へ出かけたくもなります。
身だしなみの良さは、自信にも繋がります。
ーー このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会 
発行日: 2018年5月11日
☆どうもありがとうございました。

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