[報告] 「あはき法19条 学習会」を開催しました
去る7月9日、ライトハウスにおいて、あはき法19条学習会を開催しました。
前半は、一般社団法人奈良県視覚障害者福祉協会会長の辰己壽啓(たつみとしひろ)氏をお迎えしました。視覚障害三療家の実態を踏まえ、裁判の目的や「近畿19条問題対策協議会」の活動内容、今後の取り組みなどについて、分かりやすくお話いただきました。特に、ご自身が三療で生計を立ててこられた中で感じておられる、三療家を取り巻く状況の厳しさをお聞きし、三療業に携わっていない人も含めて、「私たちはこの裁判に負ける訳にはいかない」という強い思いを参加者が共通して持つことができました。
後半では、日盲連の竹下会長から、国民への訴えの要点、この裁判の意義などについて、お話いただきました。歴史的な背景を含めて、なぜ、今このような裁判が行われているのか、訴訟に負けてしまうとどうなるのかなどについて、私たち当事者はもちろん、職員も含めて学ぶことができました。
当日は、会場で署名用紙や葉書を配布するとともに、募金にも取り組みました。ご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
今後は、日々治療を受けておられる患者さんをはじめ、より多くの市民に私たちそれぞれが実情を伝え、幅広い理解が得られるよう、そしてたくさんの署名が集まるよう、引き続き取り組んでいきたいと思います。