丹後視覚障害者社会教育指導者研修会に参加してきました!

丹後視覚障害者社会教育指導者研修会に参加してきました!
京都府視覚障害者協会 京丹後支部
 11月2日、京丹後市峰山町の峰山地域公民館で開催された、京都府教育委員会主催による標記研修会に、宮津支部14名、与謝支部3名、京丹後支部29名、スタッフ9名の計55名が参加しました。
 当日は暖かな日和となり、会場近くにお住まいの参加者は歩いて来た方もおられました。午前中の「もし災害が発生したら」という講演の中では、熊本地震、東日本大震災、阪神淡路大震災での経験、救援のボランティアに参加された際の現場の話を聞きました。視覚障害者の置かれた立場を見て、福祉避難所が機能を果たしていないとも言われていました。避難所での生活は一般の方でも神経を使うのに、弱者である障害者にとっては大変な環境であり、障害を持つ方が一か所に集まるような配慮が必要ではとのことでした。私たちも同じ境遇の人が周囲にいると何となく心強く思います。
 また、これらを改善していくためには、声を上げていくことが必要だと言われていましたが、なかなか言い出しにくいという面もあります。
 午後は、谷口理恵(たにぐち りえ)氏のマリンバ演奏に耳を傾け、その後は、「足から考える健康体操」で体を動かして眠気を覚ましました。最後に、当支部の小山(こやま)支部長、与謝支部の千原(ちはら)さん、宮津支部の小濃(おのう)さんと、それぞれの支部での取り組みについての発表がありました。各支部共に会員の高齢化・減少に悩んでおり、色々と工夫をして一人でも多くの会員に参加してもらいたいという努力の跡が話の中に表れていました。現在の規模を維持していくことが重要になってくるのですが、各支部とも現実は難しい問題が多いようです。
 参加者からは、「研修会に参加できて良かった、もっと遠出をしたい」「お弁当がおいしかった」「行政・福祉関係者にもっと積極的に参加してほしい」「マリンバを少し演奏させてもらってよかった」等の意見が出ました。予定の時間を過ぎる盛会で会員・付添の方も満足された研修会でした。


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