[地域団体より] 朗読ボランティアとの交流

~ お互いを理解しあうことから展望が開ける ~
京都府視覚障害者協会 綾部支部
 「声はテープで聞くが、なかなかお会いする機会がない。一度、話をしてみたい。」との視覚障害者の声を受け、綾部市社会福祉協議会が主管となり、綾部市福祉課・あやべボランティア総合センターの協力を得て、7月31日に朗読ボランティアとの交流会が実現しました。
 当日は、ガイドヘルパー10名を含む39名が参加し、リラックスした雰囲気の中で自己紹介と各団体の紹介、近況報告や質問などを行いました。朗読ボランティアからは「黙々と朗読していると孤独な作業をしていると感じる時もある。」との苦労話もありましたが、視覚障害者からの「市民新聞の拾い読みや、広報などを楽しみにして聞いている。」との声を聞き、「視覚障害者のみなさんの思いが聞けて頑張る力になった。」との感想が寄せられました。
 市の担当者からは、「普段の研修会では聞けない本音の話が聞けた。今後の市政運営や施策に活かしていきたい。」、市社協の担当者からは、「朗読ボランティアと視覚障害者との交流の場を設けて良かった。」との感想がありました。また、あやべボランティア総合センターからは「今回の交流会はボランティアの励みになった。今後、定期的に交流をしていきたい。」などの感想が聞かれました。行政・各団体・当事者が直接交流することで、新たな発見があり有意義な時間になりました。
 なお、この交流会の様子は、後日、あやべ市民新聞に写真付きで報道され、「視覚障害者の皆さんに我々の事業をもっと知って欲しい」との白木支部長の呼びかけが掲載されました。
 今回の交流会の取り組みを通じて、目標としていた、他団体との絆を深めることや、啓発によって「独りぼっちの視覚障害者に対する呼びかけ」を行うことができました。また、各団体とも横の繋がりを望んでいることが交流会を通じて分かり、その為にまずはお互いを理解し合うことから始める必要があると感じました。


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