[地域支援部より] 「南部の各地域から集まりました。」
地域支援部
京都府山城教育局主催の京都府視覚障害者教育指導者研修会が10月30日、精華町の精北小学校で開催され、南部の各地域団体会員やボランティアの方、ガイドヘルパーなど、73名が参加しました。
音楽指導員さんによる器楽演奏と講演では、指や歌による脳トレを教わりました。私たちも自分で出来そうです。続いて、宇治市の今里弘美さんが立松和平作「海のいのち」を点字により朗読されました。感情を込めた見事な朗読を、演奏の準備で待機していた小学6年生もしっかり聞いてくれていました。その後の大正琴演奏の前には、私たちも琴に触らせてもらいました。47名による演奏は、「島唄」や「ルパン3世」など、器楽も交えて完璧でした。
最後は、各地域団体からの報告と交流を行いました。八幡では琵琶の演奏会が計画されていますし、京田辺では例会に防災や補装具・日常生活用具の説明などの研修を取り入れています。また宇治では、三方五湖への日帰り研修旅行を行った他、朗読サークルと利用者の交流で早川一光先生の講演を聞いたりされています。相楽では、木津川市の会員が京都水族館を見学され、精華町では、六甲山の上美術館「さわるみゅーじあむ」を見学しました。綴喜からも、田和信夫さんに現状について発言いただきました。向日市では、最近オープンしたばかりのイオンモール京都桂川に行かれました。各地域とも、会員の高齢化など難しい課題はありますが、工夫を重ねながら毎月の行事を大切に、活動に取り組んでいることがわかりました。
この研修会は、今のところ、白杖安全デー以外で南部地域の会員が集える数少ない機会ですが、文化の香り高い充実した研修となりました。