思い思いに楽しく走った里山の道!

            タンデムを楽しむ会
会長 神田 昌胤(かんだ まさつぐ)
 
 去る11月6日、綾部の里山でタンデム自転車や車いす、ハンドサイクルなど多様な運動器具を活用した「思い思いに楽しく走ろう里山の道」を開催しました。コロナ禍の外出自粛による運動不足や、人との交流機会が減少している状況も反映して、60名を超える参加がありました。約3キロの道を行き交う人たちと大きな声でエールを交換し、風景を教えてもらい、川のせせらぎや車の走行音に耳を傾け走行しました。
 また、休憩時は栃餅を食べながら思い思いに交流し、初めて見るハンドサイクルや電動自転車に興味をもち、溜まりに溜まったストレスを発散していました。
 普段は車いすですが、タンデム自転車に乗ることを楽しみにしている常連の足立(あだち)さん、舞鶴の田中(たなか)夫婦、亀岡の室(むろ)夫婦、植田(うえだ)夫婦らが参加されました。また、舞鶴の廣瀬(ひろせ)さん、福知山の山口(やまぐち)さんの2名が初参加されました。
田中、植田夫婦は思い思いに自転車に乗り、連れ合いの方から周りの風景を聴きながら一緒にペダルを漕いでおられました。肩が痛くて、自転車に乗れるか心配しながら初参加された廣瀬さんは、「走ってみると思ったより楽やった!」と、もう一人の初参加者の山口さんは「引きこもりから脱却できそう!」と言い、二人とも(本記事掲載時には終了しているかと思いますが)11月21日の天橋立の松並木をタンデムで走るイベントにも参加したいと今から楽しみにしておられます。
 視覚と聴覚の重複障害者の濱本(はまもと)さんは、折り返し点の休憩場所でFMいかるのインタビューを受けました。同じくそこに休憩しておられた京丹後市から来ておられる中山(なかやま)さんが勉強中の指文字手話で通訳をこなされ、濱本さんの爽快感を伝えることが出来ました。中山さんにとっても勉強の成果を実感される出来事でありました。
 このイベントは、斎藤信吾(さいとう しんご)会長の綾部市身体障害者協会や京都サイクリング協会、綾部市ゴールドサポーター、福知山市の自転車店主、綾部市定住交流部の看護師、見学に来ていただいた自治体職員などの多くの方々の協力や補助金の交付決定をしていただいた綾部市などの支援を受け開催することができました。
 今回もFMや地方紙の取材で報道され、早速、福知山の方から問い合わせがあり、11月21日は参加したいと希望を伝えてこられた人もあります。
新型コロナの影響で、日常生活は活動自粛や行動制限が強いられてきましたが、障害スポーツ二人乗りタンデム自転車に乗り、引き続き体作りに寄与していきたいと思っております。みんなでコロナを乗り越えましょう!
タンデムを楽しむ会のYouTubeアカウントを作りました。ご興味のある方は是非一度ご覧ください。
https://youtube.com/watch?v=07PzPAjH1IE&feature=share


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