[報告] 第54回白杖安全デー府内南部集会報告

第54回白杖安全デー府内南部集会実行委員会
 白杖安全デーが3地域で開催されるようになってから、今回が3度目の宇治会場とな
ります。宇治市視覚障害者協会では、まず、昨年9月に行政に働きかけ会場として「
南宇治コミュニティセンター」を確保しました。そして今年5月、実行委員会で討議
の結果、1.体験発表、2.意見交換、3.手引き体験の3本柱で取り組むことを決
定しました。
 手引き体験のお相手をどこにするかについて、宇治市社会福祉協議会の紹介で宇治
鳳凰(ほうおう)ロータリークラブ(以下、ロータリークラブと記載)に申し入れし
たところ、快く引き受けてくださいました。9月24日午後、手引き体験の事前学習を
ロータリークラブの方4名と当事者7名で実施しました。
 10月4日の当日、会場となる南宇治コミュニティセンターは、本来なら100名近い座
席を確保できるところ、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中に入れるのは実
質38名までと厳しい人数制限がありました。そこで、参加者については京田辺、城陽
、長岡京、向日、八幡の5地域からは各々2名までの派遣としました。ロータリークラ
ブから9名、あと田尻会長と岡田副会長ほか京視協職員と地元・宇治市の会員が参加
し、人数制限一杯となりました。
 開会セレモニーをコンパクトに行ったのち、体験発表に移りました。発表は長岡京
市視覚障害者協会会長 山田猛(やまだ たけし)氏による「視覚障害者の趣味につい
て」、京都府視覚障害者協会副会長 岡田多栄子(おかだ たえこ)氏による「コロナ
禍における視覚障害者の生活と職業」、宇治鳳凰ロータリークラブ会長 山下茂(や
ました しげる)氏による「手引き体験を通して感じたこと」で、それぞれ説得力あ
る発表を聞きました。
 次に、今年の春に南部アイセンター所長に就任した大久保(おおくぼ)所長が本大
会のアピール文と決議文を報告し、全員一致で採択となりました。締めくくりは来年
度開催地の城陽支部 小西(こにし)支部長の挨拶で室内イベントは滞りなく終了し
ました。
 その後、本大会の目玉でもある手引き体験に移り、ロータリークラブメンバーの方
と会員がペアになり、会場から近鉄大久保駅までのおよそ500メートルの距離を、手
引き体験をして解散となりました。
 今年度の大会で特徴的だったのは、1つ目に、例年、司会進行をその地域の音訳ボ
ランティア様にお願いしているところ、当事者が担いました。2つ目は会員外の組織
の皆さんに終日関わっていただき、広がりをもたせた点は意義深かったと思います。
3つ目に、手引き体験の道すがらの小西支部長とロータリークラブメンバーの方との
話で、「来年度の開催に向け、城陽市のクラブに協力要請があれば対応するよう申し
送ります」と、温かなやり取りが交わされた点でした。
 また、ロータリークラブより参加者全員に地元製造の茶団子を一箱ずつプレゼント
してくださったことをあわせて報告します。
開催にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。 


現在、シンプルな表示の白黒反転画面になっています。上部の配色変更 ボタンで一般的な表示に切り換えることができます。


サイトポリシー | 個人情報保護方針 | サイトマップ | お問合せ | アクセシビリティ方針 | 管理者ログイン