成人講座に参加して

福知山市視覚障害者協会
 去る7月10日午後1時から、福知山市教育委員会主催による成人講座が行われました。本協会からは18名が参加しました。
 例年は多数の参加で管外研修となっていましたが、新型コロナウイルス感染症防止対策で福祉バスの定員は通常の半分となり、今回は班分けを行って福知山市内での開催となりました。市役所前に集合した後、検温・マスクの着用・消毒・三密を避けるための班分けなど行いました。
 前半は1班が三段池(さんだんいけ)公園植物園見学と苔玉作りを、2班が丹波生活衣館(たんばせいかついかん)見学とコースター作りを行い、後半はそれぞれの班が交代という形で開催しました。
 植物園では、ハウスに入り職員の説明を聞きながら見て回りました。ハウス内は常に水の音がしており、職員に聞いたところ湿度を高くするため常に水を流しているとのことでした。昆虫を食べ生きているウツボカズラなどの植物がある食虫植物コーナーやサボテン温室をまわり、熱帯果樹温室のパイナップル・マンゴ・バナナなどに手に触れるなどしました。また、ラン温室のチョコレートの香りのするオンシジウム、カレーの香りがする多年草など匂いを感じて楽しみました。
 続いて苔玉作りでは、最初に職員から手順を聞きました。まずテーブルヤシの根元にケト土をつけて玉の形にします。それに苔をつけた後、糸で巻きつけて完成となりました。参加者の見え方は様々でしたが手触りで確かめながら作業をすることが出来ました。水のやり方も教わり、長く使って欲しいと言われて苔玉を持ち帰りました。
 丹波生活衣館では、昔ながらの家紋の入った衣服類が展示されており、職員から昔は家が重んじられて色々な物に家紋が入っていたのですと説明を聞きました。我が家の家紋と一緒だったと歓声をあげる一幕もありました。そして、コースター作りに挑戦。昔の手織り機で裂織(さきおり)の一回一回織る作業をコースター作りで体験をしました。昔の人たちが丹精をこめて作った着物など貴重な物であっただろうと昔がしのばれます。
 また、今回の成人講座では、バスの乗り降りや手作りの創作物も体験することが出来た充実した半日でした。


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