「副音声による上映体験会」のお誘い
今回は「黒部《くろべ》の太陽《たいよう》」を上映します。2部に分かれた長編作品です。一度に上映する関係で、開始時間が12時40分といつもより早くなります。お間違いのないようご参加ください。
*入場無料、申込不要。会員以外でも誰でも入場できます。お気軽にご来場ください。
日時:8月4日(日) 12時40分~
会場:ライトハウス 地下 研修室1・2
上映作品:「黒部の太陽」
関西電力は黒部《くろべ》川《がわ》上流に第四発電所を建設するため、太田垣(おおたがき)社長総指揮のもとに社運をかけて黒四《くろよん》ダム工事に当たることになった。間組(はざまぐみ)の国木田(くにきだ)と熊谷組(くまがいぐみ)の下請会社の岩岡源三(いわおか げんぞう)は、ともに現場責任者の北川(きたがわ)を訪れ、ダム工事の難しさを知らされた。源三の息子剛(つよし)は、トンネル掘りのためにどんな犠牲も省みない源三に反抗し、家を出て設計技師として図面をひいていた。国木田はそんな剛と、北川の長女由紀(ゆき)と見合いさせようと提案して、源三を驚かした。昭和31年8月、世紀の大工事といわれた黒四工事は、大自然との闘いの火蓋を切った。九月に入って剛は偶然、由紀と会い、親しさを増していったが、彼女が父の北川の身を心配するのを見て、源三の様子を見に黒部に向った。源三はめっきりと体が弱くなっていた。北川の黒四にかける熱意にほだされた剛は、父に代わってトンネル掘りの指揮をとることになった。こうして工事が始まって半年、犠牲者はすでに16人を数え、難工事であることが現場の人たちに不安を抱かせ始めた…。
上映時間:3時間16分