点字ブロックの点検を実施して
福知山市視覚障害者協会
去る8月27日、居座り続ける猛烈な残暑の中、京都視覚障害者協会から北村生活環境改善部長、佐藤事務局長、北部担当職員の奥田主任の応援を得て、JR「福知山」駅構内及び駅周辺道路の点字ブロック等の点検を行いました。参加者は会員11名、介助者5名、各管理事業所から副駅長、京都府中丹西土木事務所施設保全室長、福知山市役所障害者福祉課課長をはじめ、担当職員等8名の立ち合いをいただき、延べ27名での点検となりました。
敷設されて長期間経ったことによる劣化、道路改修後点字ブロックとしての意味をなさないまま放置されている箇所、白杖が引っ掛かりつまずきそうな動くカラー舗装、点字ブロックの幅が足りず進行方向を見失う可能性のある危険箇所等々が浮き彫りになりました。課題を集約し、後日JR「福知山」駅及び福知山市へ要望書を提出、京都府には公募型府民協働インフラ保全事業に改善要望書で応募しました。
今回、各道路管理者が同行していただけたことで、凸凹や、点字ブロックが欠けていても健常者には気にならないし、さほど支障はないけれど、視覚障害者にとってはその些細な変化が生命の危険と直結していることをつぶさに感じていただけたことは、まさに画期的だったと思います。
そして、大きな一石を投じたからには、その行く末に常に熱意と関心を持ち、さらなる安心・安全な環境の促進による共生社会の実現が一歩一歩進むよう見守り続けていきたいと思います。
私たちが必死で投げた『いのちを守る』直球を、心あるミットでキャッチしてくださった各管理事業所、猛暑の中立ち会ってくださった担当職員の皆さま、一日最前線に立ち行動を共にしてくださった京都視覚障害者協会のお三方に深く敬意を表し、心から感謝申し上げます。
この日、昼食を就労継続支援B型事業所の「あまづキッチン」でいただきました。暑さで疲労した身体をしばし休め午後の活動に向けて活力を養えたのは、同じように障害を越えて目標を持ち、働いておられる「あまづキッチン」の方々から分けていただいた隠しパワーがあったことを付記しておきます。
お世話になりましたすべての皆さま、ありがとうございました。