府内南部地域支援部 2025年度府内南部地域福祉大会の報告
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2月8日、宇治市の西小倉コミュニティセンターにおいて、府内南部地域福祉大会を開催しました。参加者は当事者、付添い、職員合わせて39名、本部からは岡田会長と藤原副会長が参加しました。
前半は、「話さなくても大丈夫な、お話の時間」というテーマで、あらかじめ用意した「声のきっかけ」をもとに、参加者が無理に話さなくてもよい形を大切にしながら時間を進めました。参加者から、実際の体験や工夫についての話が自然と出され、特に「補装具や日常生活用具」に関する声のきっかけでは、新しい機種の発売によって、これまで使い続けてきた用具の主要な機能が使えなくなったという経験が語られた一方で、付属している別の機能を活用することで、「この使い方がまだ残されている」「完全に使えなくなったわけではない」といったことも話されました。また、様々な場面で、私たち視覚障害者のことを気にかけていただき、さりげない声かけなどをしてくださる市民の皆さんへの感謝も語られました。
今回のこの時間は、評価や要望を行うといった形ではなかった中で、参加者から戸惑いの声もありましたが、「実際にどう使っているか」「どのように折り合いをつけているか」といった、日々の暮らしの中での具体的な工夫や、市民の皆さんとのさりげない会話や経験が多く聞かれる場となりました。
後半では、各地域団体からの要望事項の提出と意見交換が行われました。ガイドヘルパーの増員、身近な地域での代筆・代読サービスの実施などは、視覚障害者の日々の生活にとって大切な課題であり、少しでも早く解消されるよう取り組んでいくことを共有しました。また、放送の際の外国語音声に日本語による説明がなされないことで、視覚障害者がその内容を理解できないことについては、長年様々な場面で要望が出されているものの、未だに解決できていない課題です。ほかにも様々な要望が出されましたが、いずれも、不満や批判を述べるものではなく、安全に暮らす、必要な情報を得る、外出する、といった晴眼者なら当たり前にできることを求める、基本的で切実な内容でした。引き続き、当事者の声が具体的な施策として形になるよう、また行政施策に反映されるよう、今後も、関係機関と連携しながら取り組んでいくことを確認しました。
今回、急遽、2月8日に衆議院議員選挙が行われることになったため、予定していた会場を直前に変更するなど、南部地域の皆さまにはご不便をおかけしました。また、当日は、雪の予報が出ていましたが、会場周辺では歩道上が積雪することは無く、何とか開催することができました。天候が優れない中ご参加いただいた皆さまに感謝申し上げます。
部局:地域支援部