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カテゴリ:催しレポート 南部

 1月23日、京都府情報コミュニケーションプラザ3階ホールにて、アイセンター設立10周年の記念事業を開催しました。出席者は来賓の方を含めておよそ100名、こんなに多くの方に出席していただけるとは思ってもいませんでした。来賓として京都府の代表の方、府内南部の各行政機関、社会福祉協議会、ボランティア団体の代表の方、そして聴覚および視覚障害関係団体の代表の方、あわせて25名の方に出席していただいております。
 第1部は式典です。来賓の代表4名の方から祝辞をいただき、続く来賓の方々の紹介のところではお一人お一人にお声を出していただきました。
 式典の後半では、鳥居寮訪問訓練の指導員で、長年にわたりアイセンターのIT関連機器講習の講師をしてこられた竹内綾(たけうち あや)さんに、アイセンターに寄せる熱い思いを語っていただきました。最後にセンター長からアイセンターの活動状況について説明をさせていただいて式典を終えました。
 第2部は記念講演、講師は藤野高明(ふじの たかあき)さんです。藤野さんは元大阪市立盲学校(現 大阪府立大阪北視覚支援学校)の教諭で、終戦の翌年、幼少期に不発弾による事故で視力と両手を失いながらも、「唇による点字読み」を習得されています。そして、点字の重要性や情報を得ることの大切さを訴え続けてこられました。
 藤野さんは講演の中で、その障害がゆえに幼少期から二十歳になるまで学校に行けなかったこと、多種多様な人間関係が必要なこの時期にとてもつらい思い、悔しい思いをしたことを、ときにはユーモアを交え、笑いを誘いながらもたんたんと語られました。二十歳のときにようやく大阪市立盲学校への入学が認められ、その後、大学に入学して教員免許を取得されたそうです。
 第1部の終了後に「時間が許すようでしたら残っていただいて…」とお声がけをしたことで、多くの来賓の方にも藤野さんの講演を聞いていただくことができました。皆さん、藤野さんのお話に確かに心を動かされたようでした。多くの方が「いいお話を聞かせていただきました」とおっしゃって会場をあとにされています。
 アイセンター設立から10年、ご支援をいただいた方々には心より御礼を申し上げます。引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。