<南部アイセンターだより>

1.合同会議を実施しました
 2月18日に南部地域団体長と南部アイセンター運営委員の合同会議を開催しました。宇治市では、これまで実施してきている鍼灸マッサージ助成券制度を新年度から全廃する動きがあり、本会にも連絡がありました。本制度は、事業規模が1100万円もあります。私たちにとって大きな支えとなっており、皆さんから反対していこうとの声が相次ぎました。宇治市はもちろん、南部の他地域にも波及されると困ります。そこで、本会と宇治市視覚障害者協会の連名で反対の申入書を宇治市に提出されています。
  
2.駅ホームからの転落について(その後)
 駅ホームからの転落を考えるつどいを1月に開催しましたが、その後の動きとして、京都新聞で2月28日から3月2日までの三日間、「防げホーム転落 視覚障害者のSOS」と題して、大きな記事が連載されました。
 初日は「各駅で対策も課題山積」、3月1日は「声掛け 安全へ乗客も積極的に」、そして、3月2日は「誰にでもあり得る問題」として、本会理事でもある青木慎太朗(あおき しんたろう)さんのインタビューが掲載されました。記事の中で、田尻会長をはじめ、城陽・宇治・京田辺の8名の方々が、府民の皆さまに理解していただけるのであればと、インタビューに応じていただきました。
 また、関連して、近鉄「伊勢田」駅ホームの、内方線付きの点字ブロックへの張り替えと、ホームの一部かさ上げ工事が3月末までの予定で始まっています。
 
3.神戸アイセンターへ見学に行きました! 
 2月7日に有志19名で見学してきました。建物は7階建てで、2階フロアの奥に眼科受付があり、3階から7階までが外来の診察室や病棟・研究スペースだそうです。
 私たちが見学できたのは、2階のロービジョンケア『ビジョンパーク』で、利用者の感想を一言ずつ紹介します。
「デザイナーがプランを作成されたようだが、玄関を入って、ここは病院とは思えず、ホテルかと思った。職員もホテルの制服みたいな服装。」
「視覚障害者もそうでない人も平等との理念を聞いて、なるほどと感じた。 
 試行錯誤だろうが、京都ではまだあまり聞かない考え方だ。」
「点字ブロックもなく、街に出れば段差があり、そこも正しく歩行せなあかんのでと、スロープでなくあえて階段があった。バリアフリーではなく、バリアアリー(有り)らしい。また、全体的に落ち着いた雰囲気だった。」
「例えば、オトングラスや運転シミュレーションなど、とても高価で手が出ない研究開発中の機器がいくつかあった。京都ライトハウスでも体験できるようにしてほしい。時間がなく自分はさわれなかったが、試したかった。」
「IHクッキングは音声が出なかったが、自分は音声が出るのを使っていて、とても安全だ。」
「三宮から便利なポ-トライナーですぐ着き、『医療センター』で下車して連絡通路で2分、とても交通の便がよく行きやすい。」
「眼科とロービジョンケアが一体的に運営されていて、正面玄関から眼科受付まで、ロービジョンケアスペースを通って行くので見れたり、受診待ちの時間で機器がさわれる。」
「小さなステージスペースがあって、そこで催しもできる。映画も見れる。」
「オトングラスでオカリナの楽譜を読み取り、音声で読み上げてくれたらなあ。」
「3メートルを登るクライミング体験会があるので、早速申し込んだ。」
「その場で、秋に神戸でリハビリテーション大会があって、案内されたが歩行訓練士や視能訓練士など専門家が参加される場なので、後日、南部アイセンターでその様子を聞かせてほしい。今まで聞いたことはなく、専門家がどんな話し合いをされているのか知りたい。」
「眼科は24名も医師がおり、京都府立医科大学附属病院の先生の名前もあり、幅広く協力されているのだと思った。」
「私も、わずかでも治療に期待を持っており、せっかくなので、医療の進捗状況も合わせて話を聞きたかった。また、コーナーでモニターテレビででも紹介してほしい。」
「帰り道の電車の中で、京都にもあんなものがあったらいいなと話していた。」
4.南部地域団体の総会が始まります
 各地域で、新年度の総会の準備を始めておられるので、日程を報告します。 
  向日支部  4月 5日(木) 相楽会及び八幡支部  4月11日(水) 
  宇治市   4月15日(日) 城陽支部及び長岡京市 4月29日(日)
  京田辺市  5月13日(日)

5.南部サテライトが7年目を迎えます!
  南部アイセンターと並行して、毎月、宇治市・京田辺市・長岡京市で開催の南部サテライトが、ほどなく7年目を迎えます。
  2月28日に、宇治の京都府総合庁舎で開催のサテライトには、初めて参加の方もありました。そして、庁舎で働く京都府職員から申し出があり、ウクレレサークルの約20名の方による見事な演奏を披露してもらいました。 
 「津軽海峡冬景色」やNHK朝ドラのテーマソングなど4曲ののち、アンコールに応えて、「瀬戸の花嫁」で締めていただきました。当初、会場を貸していただくにあたり、庁舎内の車に当たらないか、廊下の角にぶつからないかなどの心配をされていましたが、安全に楽しく集まっている様子を見て、安心いただき、最近は、早くから会議室を確保していただいています。
 また、当初、敷地内の点字ブロックが数枚割れていましたが、すぐに新しいものに張り替えてもらえました。
6.「さわやかトーク」を開催します!
 センターは間もなく4年目を迎えようとしています。多くの利用者やご支援いただいている方から、これからどんなことをセンターでしてほしいか、要望やご意見をお聞きする場を初めて持ちます。どんどん声をあげてください。
<第1回> 
  3月29日(木) 13時15分~15時
  「南部アイセンターのこれまでとこれから」をお話して、今後の外
  出企画を相談したいと思います。
<第2回> 
  4月5日(木) 13時15分~15時
  室内で行うサロンや講演などのテーマについて、相談したいと思い
 ます。
7.機器展示会を開催しました
 2月20日に京都ライトハウス用具係による機器展示会を開催しました。57名も来館され、色を読み上げる機器の購入や、PTR3の操作体験、あるいは、日常生活用具申請手続きについて尋ねる方など、隣室での開催の「ガイドヘルパー利用者懇談会」と掛け持ち参加の方も多かったです。前日に新聞報道され、初めてセンターに来られた方もありました。八幡市役所の担当職員が見に来られ、実物を触ってもらい「参考になります」と言ってもらえたのは嬉しかったです。定期的な開催を望まれる意見が多かったです。
8.川柳サークルの名前が決まりました!
 このほどサークル名が決まりました。どんな句が飛び出してくるかわからないので、『びっくり箱』となりました。
 最後に、2月の川柳講座の優秀作を紹介します。
 お題は恋で、優秀作品は「あんな男 やめとけと孫に 言えるかな」


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