[報告] みんなで創りました

宮津市視覚障害者協会 会長 小濃 祐輔(おのう ゆうすけ)
 
 京視協会員の皆さんこんにちは。今月は芸術の秋の話題をお送りしたいと思います

 去る9月14日、9月例会の午後、「みやづ歴史の館」の体験実習室で陶芸体験を行い
ました。今年度から新規加入された会員さんから是非やってみたいとの声があり、府
委託事業の中で年度初めに京視協本部に希望を提出し承認され、この度実施できまし
た。宮津市社協を通じてボランティアグループ「上宮津寺子屋(かみみやづてらこや
)陶芸班」の代表 白石裕久(しらいし ひろひさ)さんのグループの皆さんに指導し
ていただきました。
 三密を避けるため、実習室のスペースの関係で中に入ることができるのは会員と賛
助会員合わせて9名とし、ガイドヘルパーさんは室外で待機していただきました。
 土は1人1キログラムずつ用意していただきました。滋賀県信楽の土を水で溶かし、
不純物を取り除き、適当な水で粘り上げた粘土です。信楽の土は粘り強く初心者でも
扱い易い特徴があるそうで、体積は約10センチ×10センチ、厚さは8センチくらいあ
りました。
 創る物はテーマを決めず自分が使いたい物、欲しい物を創ることとしました。お皿
、丸い形の物、四角い形の物、深い丼状の物、茶碗等まちまちです。いざ始まると、
参加者はおそるおそる土を両手で触れ、伸ばしたり押したり、集中して無言です。ま
るで皆、昨年のNHKの朝の連続ドラマ「スカーレット」のヒロインの喜美子(きみ
こ)のようです。
 約2時間の体験はあっという間に終わりました。作品は先生の方で窯で焼いていた
だくため、その日は一旦、先生にお預けしました。10月12日の例会に焼き上がった作
品を先生が届けてくださいました。それぞれに作品が手渡されると、自分の作品の手
触りに歓声が上がりました。
 でき上がった作品は11月6日から始まる「宮津市民文化祭美術展」に宮津市視覚障
害者協会名でグループ出品します。この記事が皆さんに読まれる頃には、美術展から
戻った作品はそれぞれの会員の食卓の上で秋の幸の料理を乗せて活躍していることで
しょう。
 「陶芸を皆で体験 市美展へ!!」


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