<アイセンターだより>

南部アイセンターだより
1.自然災害は、もうこりごりです。
 6月以降、地震・豪雨・命に関わる危険な暑さ・台風と、大規模な自然災害が相次いでいます。この原稿は9月26日に作成していますが、台風24号が来そうです。今後もさらに来るかもしれないし、地震はいつ起こってもおかしくありません。
 今回は、9月4日の台風21号の南部での被害状況を報告します。当センターでは、独り暮らしや視覚障害者のみの世帯を中心に30名の方に電話等で聞き取りをしました。その結果、約半数の方が何らかの被害にあったことが分かりました。「瓦が飛んだ」「屋根のテレビアンテナが倒れた」「樋《とい》が傷んだ」「カーポートが支柱ごと崩壊した」「カーポートやベランダの屋根が一部または半分飛んだ」などでした。雨が壁からしみこんだ家もありました。八幡市のある方は大阪府北部地震で瓦が飛び、今回はカーポートの屋根が飛び樋も傷んだと、二度も被害に遭われました。見えない私たちは、被害を受けたか無事かも分からず、隣の方から教えてもらって、やっと甚大な被害が分かりました。
 修理に膨大な費用が見込まれますが、見積書を作ってもらおうにも、大阪府北部地震修理の先約で年末まで業者の方は来てくれません。せめて、それまでブルーシートだけでも敷いてほしいのですが、それもできず、秋雨前線の長雨で天井から雨がしみこんでも、それが見えないし、なす術もなく皆さん頭を抱えておられます。異口同音に、もう災害はこりごりと嘆いておられます。
 先日の北海道での地震では長期間停電が続きました。復旧して通電するときに、家屋内の配線が傷ついていると、そこからショートして火災が起こるようで、停電したときには家屋内のブレーカーを落とす必要があるそうです。もし、家族が不在のときは自分でしなければなりませんが、どの家でもブレーカーは高い場所にあり、椅子にのって作業するのも危ないです。手回し充電器でも持っておかないととか、否応なしに様々な備えが求められています。
 私たちに何ができるのか茫然としますが、南部でもいくつかの動きもでてきています。八幡市では、防災を議論される市議会に役員さんが傍聴に行き、帰りにNTTに寄られ、エリアメールを受信するには店舗に携帯電話などを持参すれば設定してくれるとの情報も寄せてもらいました。城陽市では、市の防災担当者から制度の説明を受けようとの動きも出始めています。当センターでは、京都府の災害担当職員に災害時要配慮者支援制度の説明に来てもらえないか折衝中です。また、電気にも詳しくなるために関西電気保安協会に講演を依頼しています。ブレーカーの模型もあって、触らせてもらえるようです。
 何に困っているか、利用者のご意見も聞きながら、南部地域全体で、あるいは当センターとして何ができるか、継続して考えていきたいものです。
2.鉄道問題を引き続き考えていきましょう。
近鉄京都線の南部各駅で、多くの時間帯で駅員不在が続いており、今後、私たちはどう取り組んだらいいのか様々な相談をしています。その一環として、9月25日に第3回の「駅ホームからの転落を考えるつどい」を開催し、23名が参加されました。田尻会長からの挨拶と問題提起のあと、議論をしました。「無人化」になってからの困った事例を集める、あるいは、実地調査に行くなどの意見が出ていました。経営優先のため、京阪宇治線で実施されているようなワンマンカーも将来導入されるのではないか、京阪や阪急でも「無人化」もありうるのではないかなどの懸念も出ています。視覚障害者だけでなく、肢体不自由者や聴覚障害者の協会などとの共闘も呼びかけてはとの意見もあります。宇治市では、身体障害者連合会として近鉄に文書申し入れをして、市からも文書を提出してもらっていましたが、9月19日、連合会役員会に近鉄本社と大久保駅長がこられて説明があったそうです。カメラの設置やエレベーターをつけてほしいとの要望を出されました。要望そのものが前進したわけではないですが、会社が説明にこられたこと自体は私たちの取り組みの成果です。
また、つどいではJRや近鉄の駅員さんの対応が親切になっていること、また、弱視の方にぜひ、白杖を使ってほしいとの意見も出されました。
この間、関東で駅ホームからの転落死亡事故が2件あり、先月には大津市で視覚障害者がトラックに轢かれ亡くなられました。二度と痛ましい事故が起きないように、ねばり強く取り組んでいきましょう。
 最後に、9月の川柳講座について報告します。お題は特になく、自由に作りました。優秀作は「猛暑《もうしょ》でも やせることなく 夏《なつ》は過《す》ぎ」でした。
10月のお題は、「失敗」(しっぱい、しくじり)です。皆さんも投句してみませんか。


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