メルマガ色鉛筆第301号「私の工夫8 掃除編」

タイトル 私の工夫8 掃除編
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。
メルマガ色鉛筆編集チームです。
今回はお掃除の工夫を共有します。
水回り、掃除機、拭き掃除、整理整頓など、
お掃除する場所によって道具も工夫もさまざまです。
見えない・見えにくいならではのあるあるもたっぷりあります。
★まずは、お台所、お風呂、洗面所、トイレなど水回りのお掃除から。
触ってぬめりがないかチェック。
どこが汚れているのかわからないので、端から端まで掃除する。
掃除は基本的に自分でするが、
ヘルパーさんに点検してもらうと、とれていなかった汚れを教えてもらえる。
見て汚いと判断できなくなったので、頻度を決めて掃除する。
毎日は簡単に、週に何回かは少し丁寧にやる。
お風呂内のカビ掃除はヘルパーさんにお願いする。
カビはさわってもわからないから、とにかくカビキラーをいっぱいまいて、
全部ゴシゴシこすって流している。
カビをやっつけたかどうかまではわからない。
流し台や洗面台、お風呂内の掃除は一通りすませ、
週に一度の家事援助の日にヘルパーさんに確認してもらう。
大掃除やガラスふきまではヘルパーさんにお願いできないので自分でやっていい
るが、
美しくはなっていない。
汚れのひどいところは古布を切って使い捨て雑巾に。
布巾、台拭き、食器用スポンジは手洗いから洗濯機洗いに変え
天日干しでよく乾燥させている。
★お台所では。
 キッチン泡ハイターをフル活用。
ふっておくだけで、ある程度カビが除去できお手軽。
排水溝、三角コーナー、シンクは毎日クレンザーで磨く。
パイプ掃除も週1やる。
排水溝は重曹で。
食事を作るのは夫に任せ、後片付けは私の仕事。
食器洗い機は使わずに手で洗う、全盲でもちゃんとできる。
洗剤やクレンザーで時々気づいたときに洗う。
照明を明るくし、流し台やガステーブルと白や淡色の人造大理石でコントラスト
をつけて見やすく。
セスキ炭酸ソーダを使用。
油汚れに強く台所関係はもちろん、洗濯にも使える頼もしいアイテム。
セスキ一つあればかなりカバーできるので、色々な専用洗剤を買うより経済的で
楽。
換気扇やガスコンロの五徳の掃除では、2枚重ねたレジ袋にセスキと50~60
℃のお湯を入れ、そこにつけて1時間ほど放置すると、かなり汚れが落ちる。
換気扇などは取り出してセスキを振りかけて磨けばバッチリ。
つけていたレジ袋は端を少し切って水を抜く。
汚れはレジ袋に残るのでそのまま捨てられる。
蛇口の周辺が特に汚れてるときや、床面に何かを落としてこびりついてるような
ときは
ヘルパーさんに助けてもらう。
換気扇フィルター交換は家族に頼む。
シンクの排水溝は夕飯後毎回掃除する。
汚れがたまらないように定期的に行う。
セスキとメラニンスポンジを使う。
換気扇の掃除は年2回。
揚げ物をしないので、コテコテにはなってない。
キッチンマットは洗濯がしにくいのと清潔に保ちたいのとで、
ニトリの防水タイプを使用。
210cmタイプを使用、毎日拭けるので清潔に使える。
大きいサイズなので洗濯不要は大助かり。
★掃除機はどんなタイプのもの、掃除機以外のアイテムは。
1階、2階に一台ずつ。
そうでないとやる気がしない。
階段は必ず水ぶき。
掃除機はヘルパーさんにお任せして、私はコロコロを使う。
掃除機の後に粘着式のコロコロやクイックルワイパーなどを使う。
掃除機は床を手でさぐりながら使用する。
フローリングは、掃除機→フローリングワイパー→掃除機の順で掃除をする。
掃除機は順番にかけるが、動かせるものは必ず動かして吸わせる。
週1マット類はすべて取り去って洗い、
マットの下も掃除機をかけやすくなる。
掃除機の長いほうのホースは外して、雑巾がけのように掃除機を動かしている。
畳の間はへりを足裏でとらえながら、まんべんなくかける(大体適当)。
紙パックは、ヘルパーさんに交換してもらう。
できるだけ毎日掃除機をかけ、吸い残しがないようにする。
膝をついて吸い込み口を絶えず意識しつつ吸い取っている。
絨毯の上や廊下などエタノールを含ませたティッシュで更に拭きとっている。
コロナ感染防止のために毎日掃除機をかけ、エタノールで最後拭きとっている。
部屋掃除は毎日はやらないが、
掃除機をかけた後の掃除機の手入れは夫に任せている。
棚の上の細かな物のほこり取りはなかなかできない。
はたきがうちにはなく、フェザーダスターでたまにほこりを除去している。
パナソニックの充電式スティッククリーナーを使用。
覚えてしまえばゴミ捨ても簡単。
すぐに使えるのと、何より立てかける際に持ち手に滑り止めがついているのが良
い。
立てかけるタイプは多いが、滑り止めがついていると収納が簡単で感動した。
毎朝フロアシートを使ってモップ掛け。
掃除機を週に3回、音がするので迷惑にならない夕方に、
あちこちどかしてやっている。
掃除機はコードのついてる物やコードレス、ルンバなどを使用。
時々大きなゴミが吸い取れず落ちている。
ルンバを利用するために椅子や物を片付けなければならないので、
これが整理整頓になる。
下に落ちている物を掃除機が吸い込まないように膝立ちでかけることが多くなっ
た。
 普通の掃除機とスティック掃除機の二台持ち。
スティックはすぐに使えるようリビングに。
ハンディタイプが使いやすい。
ゴミの処理は家事援助の際にお願いしている。
壁際から順番にかける。
お掃除シートは楽。
白杖の代わりにクイックルワイパー(商品名)で
白杖代わりに掃除をしながら歩いている。
畳や絨毯以外では便利。
★整理整頓は。
なるべく100円の小物入れに分類。
物の置き場所は常に同じ所に。
服も同じ順番にかければ、似たようなデザイン、手触りでも
色を間違えることはない。
散らかしているようで私なりには片付いているという状況。
とにかく床置きしない!!!
物を増やさない!!
インテリアは丸テーブルや丸椅子にしてぶつかってもケガしないようなものにし
ている。
洗濯用品・浴室トイレ用品(清掃用品含む)は脱衣場の収納棚と洗濯機の周りに
衛生・ケア用品、救急箱は洗面台の収納ボックスに。
洗剤類、掃除小物、雑貨類はまとめてはおかず、使用場所に応じて配置する。
文房具、郵送品、ドライバー類などはそれぞれを引き出しに入れて、さらに
それら小物類の引き出しと裁縫箱がまとめて入る収納家具へ収める。
押し入れについては、物がごちゃごちゃにならないように季節家電とか、
寝具のみのエリアとか、収納エリアを決める。
エリアを作るためには梱包箱を利用して、小物はまとめる。
チラシなど不要な紙を使いやすくまとめやすい大きさに折って
台所、洗面所、ゴミが出る場所に置いておく。
紙の一角を折り込んで広げやすくしておく。
生ゴミや衛生用品など紙にくるんで捨てる。
衣服は、タンスもしくは衣装ケースに、春夏、秋冬と大きく二つに分けて、
各カテゴリーごとに段を決めて収めている。
外装は、ハンギングしてクローゼットに収めている。
使用頻度の多い雑貨は、100均で売ってるトレイの中に入れて机の上に置いて
おく。
それ以外は場所を決めて収め、使用後は必ず元の位置に戻しておく(食器類も同
様)。
点字シールで収める所をファイル化する。
服は1着買ったら1着捨てる・靴は1足買ったら1足捨てるようにして、
増やさないようにしている。
物の住所を決めて動かさない。
同じ形で色違いのものは、小袋に入れて、同じ引き出しでも位置で区分け。
自分のものだけは、きちんと整理をしているが、小物を失うことが多いので、
利用度の高い小物は、決めた空き箱などに収納するようにしている。
衣装ケースと紙袋で整理、紙袋は意外に便利。
季節の洋服は、クローゼットに吊るす。
 自分の服は触ってわかるように置くようになった。
家族の物は各自でやってもらう。
 自分のパソコンやプレクストークなどはカラーボックスにまとめて置いている

 その他の物については、家族にお任せ。
棚や小物入れを使って、種類ごとに分ける。
わかりやすいように使った物はいつものところへもどすようにしている。
不要な物までとっておく癖があるので、
いつも我が家には何やかやとたくさん収納されている。
あとで、「これなんだったかな?」と悩まされることもある。
夫が几帳面なので、「あれ ドコにある?」とたずねると、
たいていは教えてもらえる。
夫は台所用品はノータッチ。
自分で、わかるように片付けている。
物を動かしたときは元の場所に戻してもらうよう、
家族にお願いしている。
見えないので、さっと手で触ればわかるように細かな物の置き場所は絶対に変え
ない。
引き出しの何段目の○○に○○があると、ほとんど頭に描ける。
いつも決まったところに置くようにしており
その置かれた場所が放置状態になり
工夫が必要。
ものをできるだけ収納したいと思いつつ
出して置くと便利なのできれいにはならない。
★拭き掃除は。
常に触って確認。
手で探りながら
床は、クイックルシート(ウェットタイプのもの)を使ってワイパーで拭いてい
る。
机・棚は、普通に濡れふきんで拭く。
ウェットティッシュや手頃なモップを使う。
拭き掃除は問題なくできる。
ただし、きちんと拭く場所と、ほとんど手を付けない場所とがはっきりしている

100均の台所用セスキシートを使って、他はリビング用で拭いています。
風の強く吹いた後などに、砂埃を拭きとるくらい。
電気の傘、高いところの棚は、化学モップを使用。
フローリングなので毎日雑巾がけをする。
クイックルワイパーを使う。
テーブルと、台所の台と、トイレの床が拭き掃除。
適当にやっている。
多分、ちゃんとはできていないかも?
端から順番に拭く。
 夏場は布草履を履き、冬場はスリッパにかぶせて拭き掃除ができるグッズで
モップや雑巾がけの頻度を減らす。
たまに雑巾がけは筋トレと思ってしている。
床面だけなら雑巾で拭いてまわるが、棚やガラスなどはなかなか手がのびない。
やればできるはずなのにさぼっている。
使う度に布巾等に洗剤をつけているがなかなかきれいにならない。
皆さんはどうされているのかな?
トイレなど直に拭けるところは、エタノールをしみこませたティッシュで拭きと
っている。
台所も朝晩かなり全面を拭き清めている。
換気扇の掃除やお風呂の窓掃除はネジを外したり組み立てが必要なので
なかなか手を出せずにいる。
台所の床は必ず毎晩水ぶきしている。
 コーヒーメーカーの前、キッチンカウンター、ワゴン等にトレー(お盆)と
布巾と布製コースターを用意し、気付いたら拭く。
いずれも見た目が良く汚れが目立たない色物がベター。
★お掃除エピソードあれこれ。
家族は見えているのに掃除に無関心。
見えない私に向かって「汚い」と厳しい指摘をしてくる。
トイレの便器は苦手。
トイレの便器は毎晩最後に掃除。
見えないけれど、やったというだけで頭がすっとする。
妻があまり掃除しないので私の負担が大きい。
ほこりがとれているかはわからないが、きっと大丈夫だろう。
見えにくかった頃は、なんでもさわって確認しながらほこりもキレイに拭き掃除
していた。
さわれば汚いかどうかがわかるから。
見えない今はさわろうともしなくなった。
見えにくい頃も今も、ほこりなんて見えてないけれど、
掃除ってするかどうかは気持ちの問題だと、反省すらせずにいる。
たまに思い切り掃除して、気分だけでもすっきりしている。
ほんまにきれいになったかどうかは関係なく。
食卓の上に余計なものが放置されている。
全面きれいにふきたいのに、たくさん障害物がある、イライラ。
編集後記 
 テレビに登場する収納名人やお掃除名人さんのようなエピソードがありました

また、できているかどうかわからないけどやってはいる、
適当だけどやってはいるというエピソードも。
熱量はさまざまで、見える見えない見えにくいを超えて、
きれいにしようというファイトが伝わってきました。
このファイトの数々、ピカピカ光ってます。
私の工夫9ではお洗濯に関するエピソードをお届けします。
 -- このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会
発行日:  2023年5月12日
☆どうもありがとうございました。


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