メルマガ色鉛筆第２３９号「あるある失敗談 ２０２１」
タイトル 「あるある失敗談 ２０２１」
メルマガ色鉛筆編集チーム
「見えない地球の暮らし方～見えない・見えにくい人のリアルな日常レポート集～
」には、ロービジョンの人向けの見え方体験ページがあります。
その中の読む体験のテキストに色鉛筆から２つの失敗談を載せています。
今回はこれを再掲するとともに、最新？ のあるある失敗談をお届けします。
やはり笑える、そして泣けるエピソードの数々、どうぞお読みください。
★「ボタン」
トイレの個室でのこと。
流すつもりでボタンを押したら、思わぬお尻へのウォータービーム！
あわててストップボタンを探すも、ボタンがたくさんありすぎてどれがストップボタ
ンなのかわからない。
適当にボタンを押すも、水量がアップしたり的が変わったり。
下手に立ち上がると外にウォータービームが飛び出てしまう。
動くに動けず。
お尻にウォータービームを浴び続けること３分経過。
あれやこれやといろんなボタンを押しまくって、やっとウォータービームが止まった
ころにはお尻も顔もびっしょり。
やれやれ、フー、脱出だ！
★「君の名は」
君は、また黙って僕のもとから離れていってしまうんだね。
ころころころと転がって、僕の見つけられないところに隠れてしまう。
あんなに大事に掌でぎゅっと握りしめていたのに。
なぜ、なぜなんだ。
もう一生君に会うことはないだろう。
「君の名は」、ペットボトルのキャップ。
僕は君のいなくなった世界に立ちつくす。
悔し紛れに「ワイルドだろ」と捨てゼリフを吐きながら一気飲みするのさ。
ここからいっきに１７連発です。
１、ファイルの保存先を確認せずに保存してしまった。
パソコンの中にあるのは確かだけど、これどうやって見つけたらいいの？
２、中学の修学旅行のときに降りる駅を間違えた。
見えてたら防げたのか、おしゃべりに夢中だったから見えててもいっしょだったか。
３、日帰り温泉の営業時間が過ぎていたため、温泉に入ることができなかった。
もー温泉払い。
４、歌っているときに歌詞を間違えた。
憶えては忘れ、のくり返しです。
５、カードフォルダーをなくした。
何入れてたっけ。
６、目的地のきっぷと違う値段のきっぷを購入してしまった。
さあどうしようかこの場合。
７、漢字の変換ミス。
なんでこんなのが先に出てたん？
８、パソコンの操作・入力ミス。
どれを押しながらどっちをだったっけ。憶えることがたくさん。
９、保存していた写真の削除。
魔がさした。
１０、カップラーメン「サッポロ一番塩ラーメン」を作るときにお湯を入れすぎてや
けどをした。
３分間で応急処置できたらぴったりなんだけどなぁ。
１１、バスを乗り間違えた。
案内の音声が聞き取りにくくて、ちがってた。
１２、相手先を間違えて電話をかけた。
あれ、あれ、とプチパニックです。
１３、リモコンのボタンを押し間違えた。
ああ、最初からやり直し。
１４、テーブルの上で、目的のものを取ろうとして、手元コップが見えずコップをた
おすことが多々ある。
倒れないコップがほしいです。
１５、孫が足元（幼児の時）や脇（現在）に立っているのに、視野から外れて見えず
声を出し、どこにいるのかさがす。
１６、服を裏向けに着て外出し、他人に教えてもらった。
家の中でも裏向けによく着ているみたい。
１７、日中は中心視力で見えるので歩いていると、よく人にぶつかる。
突然人が視野に飛び込んでくるという感じだ。
今までも車や自転車に巻き込まれそうになった。
最近は、キョロキョロしながら歩いている。
痛い話もあります。
そういう巡り合わせだったのでしょうか。
いろんなケースを知ることでどうか予防できますように。
× 物を落とし拾って頭を上げる時にテーブルの角によくぶつける。
× ドアの開け閉めの時距離感が分からず、ドアが顔に当たり痛い目にあう。
× 衣こう（和服をかける衝立で９０度に開く調度品）に袖を通してあったジャケッ
トを取って、たたもうとしたら衣こうがたおれてきて、頭部を強打した。
× 掃除機をかけていて、床だけしか見えてないので壁の鉛筆の芯がとがっているの
にあたり、頭に鉛筆が刺さった。
× マクドの出口で前を見て出たら、段差に気づかずこけて肘を骨折し、入院手術と
なった。
× バス停にすでに乗りたいバスが停まっていて、あせって急ぐとゴチーンとぶつか
りました。
× 電車のホームはどこも同じようなものと思っていたら、すごく幅の狭いホームが
あり落ちました。
まだまだあります。
どんどん行きます。
× 父の車と他人の車を間違える
中学の頃マクドナルドへ買い物に行き、帰るため止まっていた車を父のと間違えドア
を開けて中へ入っていった。
「ちがうよ ちがうよ」と言われ初めて気が付き慌てて降りた。
夜だったのと車があまりにも似ていたために間違えた。
× 屋根に何か付いてるクルマのシルエット、タクシーと間違えパトカーを止めた
どうされましたかと尋ねられたのでタクシーと間違えたことを伝えた。
× ケーキケースの中に綺麗なケーキがぎっしり詰まっていたので見とれていると、
ケースにおでこをしたたかに打ちすごい音がした。
店員が飛び出してこられた。
ラストの１０連発です。
１、どうしても食べられないカキフライとミニクリームコロッケを間違えて思い切り
口に入れた。
２、近所で道を尋ねるのに向かいから歩いてきた人に「すみませんが」と言ったら父
だった。
３、見えないお出かけ、スマホのナビがあっても徒歩１０分のところに３０分経って
もたどり着けない。
４、京都市内はバスが多く便利ですが、乗り場が分かれていて乗るときや待ち合わせ
するとき、ちがう乗り場に行ってしまうと、これがまたなかなか気づかないのです。
５、部屋の明かりを付け忘れて、見えてる人に来てびっくりされるときがあります。
６、外食していて、食べおわってからお皿の端にソースやレモンがあるのに気付きま
す。
７、おそば屋さんでざるそばを食べた後、そばちょこにそば湯を注ぐのはうまくいっ
た例がありません。こすぎ、うすすぎ、こぼしちゃった。
８、アイフォーンの音声が何をやっても出ない。音量が０になっていました。
９、アイフォーンの音声が何をやっても出ない。かばんの中のブルートゥースイヤホ
ンにつながっていました。
１０、アイフォーンの音声が何をやっても出ない。電池切れ。
－－ このメールの内容は以上です。
発行： 京都府視覚障害者協会
発行日： ２０２１年８月２７日
☆どうもありがとうございました。