メルマガ色鉛筆第0号(創刊のごあいさつ)
『色鉛筆』創刊のご挨拶
京都府視覚障害者協会 情報宣伝部
色鉛筆編集チーム 小寺洋一 石川佳子
このメールでは、レポート第1号に先立ちまして、このメルマガを企画し、発行を行なう編集チームからごあいさつさせていただくとともに、創刊に向けての思いを述べさせていただきます。
「あなたは一人じゃない」を伝えたい。
伝えるためにみなさんにこのメルマガを広げてほしい。
以下、どうぞお読みください。
メルマガ色鉛筆をよろしくおねがいいたします
共有しましょう。
このメルマガ色鉛筆でできたらと思うのは、「共有すること」です。
目が不自由、見えない・見えにくいことに関する情報を、経験を、問題を、思いを、届けます。
当事者の声で届けます。
当事者の声を読んで、「ああ、そうなんだ。」「ふーん、そうなのか。」と思ったり、ときには考えさせられたり、ときには勇気づけられたり、そんなふうに共有できたらと思います。
メルマガ色鉛筆の当事者の声を、みんなで共有しましょう。
メールマガジン、メルマガとは、パソコンや携帯電話のE-メールを用いて、記事や情報を配信するサービスです。
E-メールは、パソコンや携帯電話の音声読み上げの機能を用いると、目で読むだけでなく、耳で聞くこともできます。
メルマガ色鉛筆は、E-メールです。
みなさんがいつも使っているパソコンや、いつも使っている携帯電話に届きます。
受診箱にときどき届いて、場所もとらず、ほかのたくさんのメールと同じように収まります。
そして、この小ささ、軽さがあれば、いろんなところに飛んで行けます。
見えないということがもっとも辛いのは、最初のころです。
自由がきかず苦労するのも最初のころです。
そして、そこで希望を失えば前に進むこともとても難しくなります。
私もそうでしたし、多くの人からもそうだったと聞きます。
「その人のところに希望を届けたい。」
そんな当事者の声があります。
どこかにいるその人に当事者の声を届けるために、
多くの人に協力してほしいと思っています。
「こんなメルマガがあります。これです。
E-メールで届くので、読んでみませんか。」というように、ぜひ紹介してください、
その人やご家族、周囲の人に。いつか出会うかも知れないそのときのために、多くの人をつてにして、その人に届くために、このメルマガを広げてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
『色鉛筆』創刊のご挨拶
秋風が爽やかな季節、皆様におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、本会活動に多大なるご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、本会情報宣伝部ではメールマガジン「色鉛筆」を創刊致しました。
視覚障害当事者だけでなく、家族、医療関係者、支援者、福祉を学ぶ学生の皆様に、見えない 見えにくい人の暮らしの一コマをレポートを通してお届けしていきます。
視覚に障害を感じ、将来に大きな不安を抱え、でも何をしたらいいのかわからず、一人ぼっちの状況にある方、
まだ誰とも、どことも、どんな情報ともつながれない、知っていても動けない方、そんな「まだ見ぬ仲間」へ
「あなたは一人じゃない」を伝えるために
24人のライターがカラフルに、ありのままの言葉で語ります。
「色鉛筆」のレポートは、暮らしの中のちょっとした一コマから、知って得する情報、ずっこけ失敗談等、何が飛び出すかわかりません。
色鉛筆創刊にあたり、ライター参加に快諾して下さった皆様から、
「自分の中の何でもないような想いや言葉を、色鉛筆の1本として活かせることに喜びを感じる」というお声を頂きました。
かつての私も、一人ぼっちのトンネルの中にいました。
24色のライターも、障害ゆえのそれぞれの孤独や葛藤や苛立ちや焦燥、そして混乱と向き合った経験を持っています。
そして、見えない見えにくいならではの「あれこれ」と七転八倒の今を生きています。
このカラフルな色鉛筆の1本1本は、誰かに必要とされる可能性を秘めた1色として、
「色鉛筆」の真っ白なページの上で自由な一歩を踏み出します。
24色のライターの皆様へ、
「みんなは一人のために 一人はみんなのためにつながり続けよう、」
色鉛筆を通して、この思いを分かち合っていけることが、私の生きる光そのものです。
一人の力はあまりにも弱いけれど、手をつなぎ、相手の生きる温度を感じ合うことでしか生まれない力がある、
このことを色鉛筆創刊の実現により、強く実感しています。
皆様との出会いに、想いをつなぐことができた喜びに、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
色鉛筆読者の皆様へ
色鉛筆の読者登録を賜り、ありがとうございました。
心をこめて色鉛筆をお届けしてまいります。
色鉛筆を通して、仲間の存在を知ることで 「一人じゃない」を感じて頂ければ幸いです。
レポートの一片が、皆様のお手元に、小さな光となって届くことを、心から祈ります。
どうか末永くお引き立て賜ります様お願い申し上げます。
ーー このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2013年11月1日
☆どうもありがとうございました。