メルマガ色鉛筆第154号「京都ふれeyeブラインドマラソン みんなの声」
タイトル 「京都ふれeyeブラインドマラソン みんなの声」
メルマガ色鉛筆編集チーム
レポートの要旨です。
2019年3月21日に第3回京都ふれeyeブラインドマラソンが開催、メルマガ
色鉛筆編集チームは普段、パソコンにへばりついている身を引きはがし、マラソンランナーになりました。
大会の様子をレポートしながら、一堂に集まったランナー、伴走ランナー、応援、スタッフのみなさんの声をお届けします。
「走りながら伴走者の人や応援の人とのコミュニケーションを楽しみました」
「楽しくて笑顔で走れた」
雨上がりの嵐山東公園は和気あいあいとしていたのでした。
ここから本文です。
多くの皆様にご協力いただき準備を進めてまいりました大会がいよいよ明日とな
りました。
お天気が気になるところですが、ランナー・伴走者・応援の皆様と心を合わせて
、雨に負けず元気に大会に臨みたいと思います。
前日に主催者からもらったメールにこうあるように、天気予報では雨、当日の朝
は予報どおり、雨でした。
会場の嵐山東公園に大勢の人、もうすぐ開会式というとき、小雨の中でしたが雲
間にお日様が現れ、日の光が差しました。
そして、雨が上がりました。
準備は万端です。
視覚障害者の種目は3つ、10km、3km、1km、そして子供達の種目で親
子や友達と走る「キズナペアラン」がありました。
伴走者とコンビで参加している人もいれば、この大会で初顔合わせの人もいます
。
嵐山東公園に設けられたコースは、1周が1kmのコースで、10kmなら10
周、3kmなら3周します。
スタートして走り出します。
まずは伴走者とリズムを合わせペースを整えます。
コースの脇には、応援の人達がいてくれて、声や拍手で応援をしてくれます。
走るスピードは人それぞれです。
速い人が追い越して行きます。
そんなときは、伴走者さんが、安全に気をつけて「右に寄ります」といった説明をしてられるのが聞こえて来ます。
だんだん足が疲れて来ると、自分との闘いになります。
ですが、そこに「がんばって」という応援の声をかけてもらうと、がんばる力が
もらえました。
まるで、耳から足の筋肉に直接つながっているかのように、力がもらえるのです。
そして、ゴールまであと少し。
せっかくなのでラストスパート、そのぶんくたくたになりながらゴールイン。
伴走者さんとがっちり握手。
1km、3km、10kmを走り切ったお1人お1人のマラソンがゴールイン。
そんなお1人は、「練習ではこのペースで3kmを走りきれなかったのに、今日
、初めて走りきることができました」と、見事、1位。
別のお1人は、「今日の伴走者さんと楽しくおしゃべりしながら走りました。記
録よりも楽しく走りました」と笑顔。
京都の視覚障害者のランナーチーム、賀茂川パートナーズのお1人は、「仲間の
伴走で、慣れた鴨川とはちがって新しいコースを楽しみながら走りました」と朗らかに語ってくれました。
大阪の視覚障害者のランナーチーム、長居わーわーずのお1人は、「スタッフさん、伴走さん、たくさんの配慮に感謝です。来年も参加したいです」とリピーター宣言。
遠方から参加のお1人は、「知人にプッシュされ参加し、初めて10キロにトライ。初対面の伴走者のSちゃんにトキメキながら完走」と走り終えても2人でにこにこでした。
昨年、今年と連続参加のお1人は、「雨が心配でしたが、みんなのパワーでというメッセージを信じて参加し、結果お天気が味方してくれました。いろんな出会いもあり、友達も参加していて、楽しい1日でした」と1日を振り返られました。
最年長82歳のランナーさんは、「大阪国体のウエアで10kmに出走、ラスト走者でたくさんの応援の中のゴールでした。日頃から走る、泳ぐを長年続けています」と、大取りのフィニッシュでした。大拍手。
伴走者のお1人は、「周りの様子を伝えながら、追い越す時も声掛けあいながら
、御先にどうぞ、ありがとう、の交流も気持ちよくできました」と、頼もしいです。
別の伴走者のお1人は、「応援の人達ともコミュニケーションしながらで楽しか
った」と、ランナーさんともども笑顔。
さらに別の伴走者のお1人は、「いつもはだんなの伴走ですが、今日は初対面の
人とで、気づきがあって新鮮でした」と、発見があったご様子。
運営ボランティアのお1人は、「みんな、すごいわ。力がもらえるわ」と私達を絶賛。
走った後は、完走証をもらい、スポーツドリンクをもらい、屋台に行ってあまいものをほおばりました。
表彰式、そして場所を変えて、お弁当をいただきながらのコミュニケーション会がありました。
【大会運営】 主催:一般財団法人 角谷建耀知財団
特別協賛:株式会社 わかさ生活
主催、協賛のスタッフのみなさん、ボランティアのみなさん、参加者のみなさん
が、それぞれの立場で力を合わせたからこそ、よい1日になったのだと思います。
かけがえのないことだと思います。
ありがとうございました。本当にありがとうございました。
さあ、みなさんも来年は参加してみませんか?
-- このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2019年4月19日
☆どうもありがとうございました。