メルマガ色鉛筆へ「見える私からのメッセージ」シリーズ第10弾

タイトル メルマガ色鉛筆へ「 見える私からのメッセージ」
メルマガ色鉛筆編集チーム
 こんにちは、メルマガ色鉛筆編集チームです。
「見えない・見えにくい人の暮らしの中のあれこれを、見える人はどう見ている
のか」をテーマに、
晴眼者の皆様より色鉛筆のレポートへ感想コメントを寄せて頂きました。
ということで「見える人の声あれこれ」第10弾をお届けします。
今回の「見える人」は、男女5名です。
見える人29(20代 女性 福祉職) 
 仕事で、視覚障害者の方とやり取りをする際、「最近調子はどうですか?」
「目はどんなふうに見えますか?」など、どうしても事務的になってしまうこと
が多く、
その方の気持ちの部分にまで、深く触れるということは難しいし、ある程度関係
を築いたとしても、
そこまで掘り下げてお聞きするということは、本当に難しい。
 寄り添う・・・とはいえども、どこまで寄り添えているのか?
お聞きしたのは、本心だったのかなぁなど、日々悶々としながら、お話ししてい
ます。
 その穴を100%埋められるわけではないですが、色鉛筆で、「はっ!」と気
付かされることも、
ほろほろさせられることも、ほっこりすることもあります。
メールというツール、さらに距離感だからこそ、伝えられること、感じ取れるこ
と、また匿名性だからこそ、
さらけ出せることがたくさんあると思います。
見える人30(20代 女性 福祉職)
 ユーディキャストを使った感想などを知れて良かったです。
観客が同じタイミングで 同じことを思えるのはとても自然なことだと思ってい
ましたが、
それは視覚に障害をお持ちの方には特別なことなんだと知りました。
そのことがとても印象に残っています。
知人と話しているときの、微妙な間や、ズレを感じることは、その時の気持ちと
同じなのかな?
どんな気持ちだろうと考えました。
同じ気持ちで楽しめる娯楽についてもっと知りたいなと思いました。
見える人31(60代 男性 福祉施設職員)
 色鉛筆の感想を比較的正直に二つ書きます。
 1、小さなアンケートの中に、少しだけ辛口のコメントがあったのが面白かっ
たです。
編集チームの方たちにしたら、そうは言われてもと困られるところでしょうが、
書かれた方も見識があるし、
そのまま載せている編集チームもいいなと思いました。
ここ数年、私は体がしんどいから心もしんどいのか、あるいはその逆なのか、
なぜかエネルギーが枯れてしまったような気分から抜け出せなくて困っています。
知り合いの人たちが頑張っているのを読むのがしんどくて、フェイスブックもや
めてしまいました。
今はこたつの中にもぐりこんでいる猫をイメージすると、一番心が安らぎます。
生まれ変わったら、こたつ猫になりたい。そんな気分で色鉛筆を読んでいると、
おかしいですが、夏の日差しがまぶしすぎてつらいような感じになります。
私にはこの辛口のコメントが、まぶしい時の遮光レンズみたいに思えてほっとし
ました。
 2、「ゆうずる5号北へ」も面白かったです。
それで思ったのですが、私が中学3年生の時に、舟木一夫さんの「高校3年生」
がはやりました。
高校3年生の時には、千昌夫さんの「星影のワルツ」がはやりました。
藤圭子さんが17歳でデビューした時には、私は19歳で浪人1年目でした。
本当にしんどい気分の時には音楽を聞く元気も出ませんが、少し回復すると懐か
しい歌謡曲が心の支えになってくれるみたいです。
当事者の方たちの中にも、懐メロが大好きな方とか、カラオケがすごく上手な方
がたくさんおられると思います。
そんな方の話も色鉛筆で読んでみたいような気がします。
見える人32(30代 女性)
 ガイドヘルパー調整担当の職員間で、色鉛筆を印刷し、回覧しています。
いつも回覧を回し、職員全員で読んでいます!
休憩時間になると回覧板を取り出し、ほっと一息しながら読むのが私の習慣です。
日々の生活で、家族を大切にしていること、スポーツや趣味を楽しんでいること

いろんな場面を色とりどりに伝えてくれる記事に、
私の生活はこんなに鮮やかに色づいているのかな…と、もっと頑張りたいな!と
いつも元気をもらいます。
週の真ん中の平日に、少し疲れたなぁ…と思ったその時に、
また色鉛筆が私の元に届いたらいいな…といつも出勤を楽しみにしています。
これからもずっと続いて欲しいと思います。
見える人の声33(40代 女性 教育関係者)
 メルマガ色鉛筆72号を拝読して
 いつも様々なエピソードを興味深く拝読しております。
駅や店で白杖を持った方をお見受けする機会が多くあります。
私達がお手伝いする事が、実際にどう思われ役立っているのかを、メルマガ色鉛
筆を通じてよく理解できました。
 善意での手助けとはいえ、いきなり肩をつかむや、白杖を持つといった行為は
ひどく驚かれることでしょう。
自分本位のお手伝いや声掛けは、ご本人を戸惑わせるだけであることや、自己満
足でしかないことは、私達が肝に銘じなければならないことです。
善意であれば、どのようなサポートでも受け取れ、というのはあまりにも高慢で
善意のおしつけであります。
もちろん、サポートしようという、意欲は素晴らしいと思います。
しかし、視覚障害者の方だけでなく,障害をもつ方の実情について、私達が無知
であることを痛感いたします。
知らなかったというだけでは、済まない問題であると思います。
色鉛筆を拝読し理解を深めていきたいと思います。
 ノーマライゼーションを実現するためには、物理的なバリアフリーをもっと充
実させるべきという意見があります。
しかし、発展途上国に旅行した障害のある友人は舗装されていない道路などであ
っても、
村人たちが自主的に車いすを手助けしてくれると話していました。
日本は物理的なバリアフリー化は進んでいますが、まだ多くの方がサポートを申
し出るような風潮ではありません。
障害について多くを知り、共に生きてい行くという意識を持つことが重要だと思
います。
 メルマガ色鉛筆を通して、多くのことに気付かせていただきたいと思います。
これからも楽しみにしています。
ーー このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会 
発行日: 2018年3月2日
☆どうもありがとうございました。


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